2015年2月26日　page:1/13

大橋 源一郎＝日経パソコン、松永 融、竹内 亮介＝ライター

　どうしてもパソコンが元に戻らず、リカバリーや修理をしなければならないことがある。そうした事態に備えて、データを定期的にバックアップする習慣を付けたい。Windows Vistaの一部エディションからは、Windowsをインストールしたシステムドライブの内容を丸ごと「イメージファイル」という形式でバックアップできる「システムイメージバックアップ」機能が加わった。

　この機能でバックアップを作っておけば、トラブルが起きたときに、バックアップしたイメージファイルを基にハードディスクの中身をそっくり書き換えて、バックアップした時点の状態に戻せる。「リフレッシュ」や「リカバリー」をした後のように、アプリの再インストールや「Windows Update」をやり直す手間がかからない（図1）。

●システムイメージバックアップなら復旧後の手間が少ない

図1 システムの状態を丸ごと「イメージファイル」としてバックアップしておけば、パソコンが不調になったときにイメージから復元（リストア）するだけで、バックアップした時点の状態に戻れる

　システムイメージバックアップはDVD-Rにも保存できるが、記録メディアが何枚も必要になり手間がかかる。手軽なのは外付けハードディスクの活用だ。システムイメージの保存用に、パソコンの内蔵ハードディスクよりも大容量な製品を購入しておくとよい。なお、今回試してみたところ、USBメモリーなどの「リムーバブルディスク」は、バックアップ先に指定できなかった。

「パソコントラブル''自力解決''の処方箋」の記事一覧（新着順）

• システムイメージで“健康な状態”に一気に戻す
• 最後の手段は初期化…6つの機能でWindowsを正常に戻す(後編)
• 困ったときの早見チャート付き、6つの機能でWindowsを正常に戻す(前編）
• 「パスワードの期限切れ」他、セキュリティに関するメッセージを自力解決！
• 「ディスク領域不足」他、USBやディスク関連のメッセージを自力解決！

 目次一覧へ

関連記事

キーワード