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親子2人殺害 中国人元留学生に死刑判決
2月20日 20時31分

親子2人殺害 中国人元留学生に死刑判決
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6年前、愛知県蟹江町の住宅で親子2人を殺害し、現金などを奪ったとして強盗殺人などの罪に問われた中国人の元留学生に、名古屋地方裁判所は「執拗で冷酷な犯行で死刑を回避する特別な事情があるとは言えない」として、死刑を言い渡しました。

中国国籍で元留学生の林振華被告(31)は平成21年5月、愛知県蟹江町の住宅で、この家に住む山田喜保子さん(当時57)と次男の雅樹さん(当時26)を殺害し、3男の勲さん(30)にもけがをさせたうえ、現金およそ20万円などを奪ったとして強盗殺人などの罪に問われました。
検察が死刑を求刑したのに対し、被告側は強盗の目的を否定したうえで「計画的に殺害したわけではなく死刑にすべきではない」と訴えていました。
20日の判決で、名古屋地方裁判所の松田俊哉裁判長は「家に侵入したのは盗みの目的だったが、被害者に見つかったことで居直り強盗になった」として、強盗殺人の罪が成立すると指摘しました。
そのうえで「犯行の動機は万引が見つかったことで罰金を用意しなければならないという身勝手なものだ。事前に強盗や殺害を計画していたわけではないが、ナイフなどを持って人がいる家に侵入している。強固な殺意に基づく、執拗で冷酷な犯行で、死刑を回避する特別な事情があるとは言えない」として、死刑を言い渡しました。判決のあと、被告の弁護士は死刑は重すぎるとして来週にも被告と接見したうえで控訴する方針を示しました。

「判決が出て安心した」

事件で首にけがをしたものの一命を取りとめた、3男の山田勲さん(30)は「判決が出て安心しました。ようやく終わったので、これからは亡くなった2人に誇れるような生活がしたい」と話しました。

裁判員「深く命について考えた」

裁判員を務めた保育士の女性は「一市民として裁判に参加し、深く命について考えた。被害者の話を聞いて許せないと思う反面、被告の両親のことを思うと悩むことが多く、重い判断だった」と話しました。
同じく裁判員を務めた46歳の会社員の男性は、被告が事件後に障害の影響でことばを話せなくなったことについて、「被告がどうしたいのか、どう思っているのかが分からず、想像するしかなかったことが残念だった。もっと話してくれれば、私の心の負担も軽くなったと思う」と話しました。

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