京都・福知山、由良川浸水対策など検討 国交省が新規事業
国土交通省は25日、新年度予算で全国19公共事業を新規採択する検討に入った。山陰近畿自動車道の大宮峰山道路(京都府京丹後市)と、湖西道路の真野インターチェンジ(IC)-坂本北IC間(大津市)の4車線化、由良川床上浸水対策事業(福知山市)の京滋3事業が含まれている。
国交省は19事業について、事業費を一部負担する都道府県や有識者に費用対効果を示して事業化の是非などを聞き、3月下旬に新規事業採択時評価を公表。新年度予算成立後の箇所付けで採択が正式決定される。
山陰近畿自動車道の京都府内約43キロのうち、事業着手済みは東側の10・7キロ。大宮峰山道路はそこから西に5キロ延伸する形になる。
また、国道161号のバイパスにあたる湖西道路15・8キロは現在2車線で慢性的な渋滞が発生している。京都寄りの6・6キロを4車線化する。
水害が頻発している由良川の対策事業は、本川に合流する支川の弘法川と法川の水が市街地にあふれないように、排水機場の能力を増強する。
【 2015年02月25日 22時10分 】