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最終更新:2015年2月24日(火) 2時14分

首相「日教組」めぐる答弁を訂正、やじの根拠「正確性欠いた」

 安倍総理は先週の国会で民主党議員にやじを飛ばして注意を受けましたが、23日は、総理がやじの根拠として主張した内容が事実と異なると指摘され、訂正に追い込まれました。

 「正確性を欠く発言があったことについては遺憾であり、訂正申し上げる次第であります」(安倍首相)

 23日午前、安倍総理が「訂正」したのは・・・

 「日教組!」(安倍首相 今月19日)
 「総理、やじを飛ばさないでください。今、私話していますから、総理」(民主党 玉木雄一郎衆院議員)
 「日教組どうするんだ!」(安倍首相)

 このヤジをめぐっての20日の答弁です。

 「なぜあの時、日教組と言ったかといえば、日教組は補助金をもi$C$F$$$F!"!JF|K\!K650i2q4[$+$i8%6b$r$b$i$C$F$$$k5D0w$,L1
 民主党は、この答弁が事実に反するとして、23日朝、訂正と謝罪を要求。総理に対し、日教組が補助金をもらっていた事実はないこと、また、民主党議員が日本教育会館から献金をもらっていたとする発言も「誤り」であったことを国会の場で認め、関係者に謝罪するよう求めたのです。

 「『教育会館から献金をもらっている議員が民主党にはいる』、この安倍首相の答弁は事実なのか、間違っているのか」(民主党 山井和則衆院議員)
 「献金をもらっているかどうかについては、詳細に調べてみないと分からない」(安倍首相)

 そして午後・・・

 「議員献金という記載はなかったということでありました。訂正し遺憾であるということを申し上げたところ」(安倍首相)
 「“遺憾”であるという言葉は、“謝罪”とは言葉の違いがやはりあると思うんです。『謝罪申し上げます』と、なんでひと言言っていただけないんでしょうか」(民主党 後藤祐一衆院議員)

 そして、10分ほど経ったところで・・・

 「不快の念を持たれた方がおられたとすれば、これは申し訳ないという気持ちでございます」(安倍首相)

 「“デマ総理”はいいかげんにしてもらいたい」(民主党 枝野幸男幹事長)

 総理がやじを飛ばして批判され、しかも、そのやじの根拠も事実誤認だと指摘され、訂正に追い込まれた今回の事態。官邸関係者からも「あまりないことだ」と戸惑いの声があがっています。(23日16:37)

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