宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、経済産業省から事業受託した一般財団法人宇宙システム開発利用推進機構(J-spacesystems)と連携・協力し、太陽光発電無線送受電技術(マイクロ波による高精度ビーム方向制御技術)の研究開発事業を行っています。
本事業は、宇宙太陽光発電システム(Space Solar Power Systems:SSPS)の中核的技術であるマイクロ波による無線送受電技術の確立に向けた研究開発事業です。受電アンテナ*注1側から送電アンテナ*注2側に対してパイロット信号*注3を送出して、複数のフェーズドアレイアンテナ*注4間の位相同期を行い、レトロディレクティブ技術*注5を活用し、高出力のマイクロ波ビームを受電アンテナに向けて高精度、かつ、高効率に指向制御する高精度ビーム制御技術の研究開発を実施し、当該技術の確立を目指すことにより、将来の宇宙太陽光発電システムの実現並びにエネルギー源の多様化に資することを目的とするものです。
本事業では、高精度ビーム方向制御技術の総合試験の一環として屋外試験を実施中です。イメージを下図に示します。その中で、無線送受電技術により送電された電力(電線無しで送られた電力)により、アマチュア無線家の皆様の無線機(アマチュア局)を運用し、国内外のアマチュア無線家との交信を行っていただきます。
★天候により、変更の可能性があります。天候判断は2月26日に実施する予定です。
変更する場合には、このイベントページにてお知らせします。