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■代表ウォッチ

 なぜ日本はこんなUAEに負けたのだろうか。そんな思いで、オーストラリアが2―0でUAEに勝った準決勝を取材しました。

 国際大会でいつも必要に感じるのが語学力です。アジア杯も、会見は試合に出場するチームの母国語と、英語で開かれます。語学がからっきしダメな私は、日本の敗退で取材がとたんに窮屈になっています。

 この日も取材エリアでオーストラリアの選手に質問したのですが、その返答に対して、すぐに言葉が出てきません……。単語で返すのがやっとでした。

 日本代表選手も海外メディアに英語で質問されます。いつも対応しているのは欧州組のGK川島とDF吉田です。その姿を見た若手からは「やっぱり英語は必要なんだな。しゃべれるようになりたい」との声が上がっていました。

 ACミランの入団会見の時と同じように、本田も節目節目では対応します。審判批判ととらえられて、大会中に罰金5千米ドル(約60万円)を科された発言も海外メディアに向けたものでした。「自分は不平を言うつもりではないが、レフェリングのレベルは何かすべきではないかと思う。今日なんてまるでバスケットボール。体に触ったら全部ファウルになってしまう」。そう英語で話しました。

 イングランドでプレーしていた香川は苦手なようで、頼まれても逃げていました。今大会の新戦力では武藤が少し応じていたのが新鮮に映りました。(吉田純哉)