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ソフトバンクも機種変の残債免除プログラム、MVNOに逆風か

2015年 02月 24日 19:11 JST
 
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[東京 24日 ロイター] - ソフトバンク(9984.T: 株価, ニュース, レポート)は24日、指定の携帯電話を18カ月間利用したユーザーが機種変更する際に残った機種代金を免除するプログラムを27日から始めると発表した。6日にプログラムを始めたKDDI(9433.T: 株価, ニュース, レポート)に追随する。

プログラムはユーザーの囲い込みにつながるため、大手携帯電話会社からの乗り換えに期待をかける仮想移動体通信事業者(MVNO)にとっては逆風となりそうだ。

ソフトバンクが始めるのは「機種変更先取りプログラム」。月額300円を支払えば、ユーザーは18カ月ごとに残債を支払うことなく最新機種に乗り換えることができる。アップル(AAPL.O: 株価, 企業情報, レポート)の最新スマートフォン(スマホ)「iPhone6」などが対象。

総務省はユーザーが通信サービスや端末を自由に組み合わせて利用できるようにするため、当初契約した携帯電話会社以外で端末を使えないように制限をかける「SIMロック」の解除を5月から義務化するなど、端末と通信サービスの分離を進めている。これに対し、プログラムはむしろ結びつきを強める方向に働くため、MVNOの普及で競争環境を整備したい総務省の思惑に通りにことが運ばない可能性もある。

(志田義寧)

 
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 2月24日、ソフトバンクは指定の携帯電話を18カ月間利用したユーザーが機種変更する際に残った機種代金を免除するプログラムを27日から始めると発表した。2014年12月撮影(2015年 ロイター/Toru Hanai)

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