上野東京ライン:延びる宇都宮、高崎、常磐線…試運転公開

毎日新聞 2015年02月24日 21時00分(最終更新 02月24日 22時54分)

東北新幹線(下)が走る高架の上に新設された「上野東京ライン」を走行する試運転車両=東京都千代田区で2015年2月24日午後4時48分、藤井達也撮影
東北新幹線(下)が走る高架の上に新設された「上野東京ライン」を走行する試運転車両=東京都千代田区で2015年2月24日午後4時48分、藤井達也撮影
直通運転などになる区間
直通運転などになる区間

 上野−東京駅間に新設された「上野東京ライン」が3月14日に開業するのを前に、JR東日本は24日、試運転を報道陣に公開した。上野が終点だった宇都宮、高崎、常磐線は東海道線に乗り入れるようになり、朝の混雑緩和が期待されている。

 試運転が公開されたのは上野東京ラインの約3.8キロ。秋葉原などの駅を通過して片道5分で行き来した。開業後は宇都宮、高崎両線が東海道線と相互に直通運転する。乗り換え無しで行ける最長区間は宇都宮線で栃木県・黒磯−静岡県・熱海、高崎線で前橋−静岡県・沼津。常磐線は品川まで乗り入れる。

 上野−御徒町間の朝の混雑率は約200%で、都内で最も混み合う区間の一つ。同社運輸車両部の鈴木均次長は「混雑率は180%くらいになると見込んでいる。(直通運転で)人の交流が活発になれば」と話した。【山本将克】

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