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橋下市長「都構想で何億円赤字とか、机上の空論」 大阪市当初予算案「市役所の役割に徹底的にこだわった」
平成27年度の大阪市当初予算案について、橋下徹市長は17日、記者会見に臨み、編成内容に自信をみせた。詳細は次の通り。
【質疑】
--(12月までの)任期中での最後の予算となったが感想は
大阪市役所の役割というものに徹底的にこだわった。医療、教育、福祉と住民サービスの充実。特に、教育分野で今までおろそかになっていたところには相当、力を入れて予算をつけた。これらの分野では、全国トップレベルにまで持っていけたところもたくさんある。それだけではなく、高齢者や障害者への予算もかなり増額しており、基礎自治体としての役割に集中した予算となった。
成長戦略の部分は府の力を借りて進め、大阪市単独でやることは基礎自治体としての住民サービスに集中したということだ。
--特に力を入れたのは
全部だ。借金を減らしながら、新規の予算を拡充することができた。国の財務省だったら「(財源は)ありません」で終わってしまうかもしれない。徹底した改革と各局の頑張り、最後は財政局が僕の方針に基づき、予算をまとめてくれた。それに尽きると思う。新聞の社説とかで「予算のメリハリが必要」とか「切り込みをやって必要なところに予算を回せ」と言うが、1つの予算を見直そうとしたら、反対の声が山ほど上がる。簡単な話ではない。