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橋下氏「僕も共産党は嫌いだが、テロ政党発言はダメ」 維新の京都府議を批判、共産党には陳謝
維新の党最高顧問の橋下徹大阪市長は20日、京都府議会の一般質問で同党所属の豊田貴志府議(39)が共産党を「テロ政党とも評される」と述べたことついて「(テロ政党という)発言はだめだ」と話し、発言を撤回すべきとの考えを示した。市役所で記者団の取材に答えた。
橋下氏は「僕も共産党は嫌いだし、批判するのはいい」とした上で、豊田府議の発言には共産党を「テロ政党」と批判するだけの根拠がないと指摘した。
また過激組織「イスラム国」のテロがクローズアップされている状況下で共産党とテロを結びつけるような発言は不適切とし、「僕は党の執行部ではないが、これは共産党に対して申し訳ない」と陳謝した。
豊田府議は19日の京都府議会で「テロ政党とも評される共産党をストップさせるべく、戦いを挑ませてもらう」などと発言。17日の衆院本会議で共産党の志位和夫委員長が代表質問した際に議場から飛んだ「テロ政党」とのやじを引用したといい、共産党府議団が撤回と謝罪を求めている。