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都の騒音条例 子どもの声巡る改正案で議論2月24日 16時38分
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騒音を規制している東京都の条例を巡って、子どもの声は音の大きさで一律に規制しないとする改正案について都議会で議論が行われ、舛添知事は条例の改正を通じて「地域全体で子どもの成長を見守る、よりよい環境をつくっていきたい」と述べました。
今月18日に開会した東京都の定例議会では、5年後のオリンピック・パラリンピックに向けた施策や福祉や雇用などに重点的に配分された新年度の当初予算案のほか、87の条例案が提出されていて、24日、各会派による代表質問が行われました。
この中で、騒音を規制している都の条例を巡って、保育所の子どもの声などを音の大きさで一律に規制するのではなく、周辺への影響を見極めて総合的に判断するとした改正案について議論が行われました。
これについて、舛添知事は、多くの自治体で子どもの声が騒音だとして保育所や幼稚園に苦情が寄せられていることを念頭に「子どもたちの活動が制限される状況も生じている」と述べました。
そのうえで、話し合いなどで解決を目指す仕組みに変える必要があるとして、条例の改正を通じて、「地域全体で子どもの成長を見守る、よりよい環境をつくっていきたい」と述べました。
条例の改正案は今回の定例議会で可決されれば、ことし4月から施行される見通しです。