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【格闘技】

内山高志 スーパー王者にも淡々

2015年2月24日 紙面から

スーパー王者に昇格した内山高志(右)とジムの渡辺均会長=東京都品川区のワタナベジムで

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 ボクシングのWBA世界スーパーフェザー級王者の内山高志(35)=ワタナベ=が23日、21日付けで日本人として初めて「スーパー王者」に格上げされたことについて、東京都内で記者会見した。

 スーパー王者は、WBAが2001年に制定。5度以上の防衛を果たした王者に与えられ、格は正規王者より上になる。現在は17階級中6人に与えられており、47戦全勝で世界5階級制覇のフロイド・メイウェザー(米国、スーパーウエルター級)や、最強の呼び声が高いゲンナギー・ゴロフキン(カザフスタン、ミドル級)らビッグネームが名を連ねる。昨年の大みそかに9度の防衛を果たした内山も、これでスーパースターの仲間入りを果たしたといえる。

 もっとも、内山は「自分のやってきたことが評価されて、素直にうれしい。だが、(海外の大物に)実績でも知名度でも並んだとは思えない。称号にふさわしい実績を積んでいきたい。海外でのビッグマッチや他団体王者との統一戦もやりたい」と淡々。

 スーパー王者制度は、王者乱立を招くとして賛否両論があるのも事実。内山は「ボクがスーパー王者になったら、正規王者ができる。王者は何人もいらないので、つぶします」とキッパリ。具志堅用高さんの持つ、世界王座連続防衛の国内の記録12にあと3と迫っているが、記録や名誉より記憶に残る試合に飢えているというのが、本当のところのようだ。 (竹下陽二)

 

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