維新の党:「大阪都構想実現する」党大会で活動方針決定

毎日新聞 2015年02月22日 20時09分(最終更新 02月22日 21時01分)

維新の党の党大会で話す橋下徹最高顧問=大阪市中央区で2015年2月22日午後4時9分、久保玲撮影
維新の党の党大会で話す橋下徹最高顧問=大阪市中央区で2015年2月22日午後4時9分、久保玲撮影

 維新の党は22日、大阪市内のホテルで結党以来初の党大会を開いた。大阪市を解体・再編する看板政策の大阪都構想の是非を問う住民投票が5月に実施予定で、「都構想を全党挙げて実現する」とした2015年の活動方針を決定した。

 江田憲司代表はあいさつで、「都構想の住民投票を勝ち抜き、(4月の)統一地方選を勝ち抜き、来年の参院選も勝ち抜く」と訴えた。最高顧問の橋下徹・大阪市長も「都構想は、大阪府と基礎自治体の役割分担をしようということ。統治機構改革の最初のきっかけとして、やっていきたい」と意義を強調した。

 初めて臨む統一地方選は、全国で公認候補362人(大阪維新の会公認131人を含む)を擁立。活動方針で「全国に草の根を生やす重要な選挙」と位置付けた。また野党再編について「党の基本理念を堅持しつつ、政策合意に基づく幅広い野党勢力の結集に向け行動する」と記した。

 このほか党規約改正で、党本部や党支部が来年1月から企業・団体献金を受け取ることを全面的に禁止することも了承された。【熊谷豪】

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