辺野古:米軍基地内に侵入容疑 逮捕の2人を送検 沖縄

毎日新聞 2015年02月23日 19時29分

 ◇沖縄平和運動センターの山城議長らを沖縄県警

 沖縄県名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前で、基地敷地内に侵入したとして、日米地位協定に伴う刑事特別法違反容疑で沖縄県警が逮捕した沖縄平和運動センターの山城博治議長(62)ら2人について、県警は23日、那覇地検に送検した。

 容疑は22日午前9時過ぎ、政府が進める米軍普天間飛行場(宜野湾市)の辺野古移設に抗議するためゲート前にいて、シュワブ敷地内に入ったとしている。23日は一時市民100人以上が2人が勾留されている名護署を囲み「すぐに釈放しろ」「仲間を返せ」と訴えた。山城議長に接見した弁護士は「わずかに境界内に入ったかもしれないが、行き過ぎた不当逮捕だ」としている。

 一方、那覇市議会は23日、政府の移設作業強行に抗議し、辺野古で警備にあたる海上保安庁と県警の警備を「過剰警備」として抗議する意見書案を賛成多数で可決した。【山本太一】

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