2015年2月23日23時28分
西川公也農林水産相の辞任を受け、野党各党は23日夜、安倍晋三首相の任命責任などについて、国会での追及を強める方針を示した。
民主党の岡田克也代表は福島市で記者団に「(辞任が)非常に遅かった。もっと早く辞めるべきだった。閣僚の辞任が繰り返されるのは任命者の責任が重い。予算委員会でしっかり議論していかなくてはいけない」と語った。枝野幸男幹事長も国会内で「首相も大きな責任を感じてもらわなければならない。総括的な質疑の補充が必要だ」と記者団に述べ、衆院予算委員会で首相出席の質疑を行うよう求めた。
維新の党の松野頼久幹事長は「TPP(環太平洋経済連携協定)交渉に絡む資金提供だったのでは、との疑問を持つ。国際交渉に影響を与えたのであれば、ゆゆしき問題だ」と国会内で記者団に述べ、西川氏が自民党TPP対策委員長時に砂糖業界の関連企業から寄付を受けたことを批判した。
共産党の山下芳生書記局長も「首相の任命責任は重大だ。国会としても必要な解明を行う責任がある」と国会内で記者団に述べ、予算委などで厳しく追及する姿勢を示した。社民党の又市征治幹事長は「法律違反が明らかになった場合は、当然、議員辞職すべきである」とのコメントを発表した。
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