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グーグルが電子決済強化 アップルと競争激化2月24日 10時30分
アメリカのIT企業グーグルは、スマートフォンで買い物の支払いができるサービスを強化すると発表し、アメリカで電子決済の利用が広がるなか、この分野でシェアを伸ばしているライバルのアップルとの主導権争いが激しくなりそうです。
グーグルは23日、スマートフォンなどを使った電子決済サービスを提供するアメリカの企業「ソフトカード」から、関連技術とそれを使用する権利を取得すると発表しました。
グーグルは4年前から対応するスマートフォンをレジの専用端末にかざせば支払いができるサービスを提供していますが、普及は進んでいません。
一方、ライバルのアップルは去年10月、スマートフォンの指紋認証を使って支払いができるサービスを導入し、高い安全性と手軽さが受け、利用できる店はスーパーや飲食店など全米の20万店舗に上り急速に拡大しています。
これに対抗するため、グーグルではことし後半から自社の基本ソフト「アンドロイド」を搭載したアメリカで販売されるスマートフォンに、新たな電子決済サービスを導入する計画です。
アメリカ国内では、スマートフォンを使って電子決済を利用する人は、3年後には去年の4倍近い5700万人に上るという試算もあり、この分野でもグーグルとアップルの主導権争いが激しくなりそうです。