昨日は、ISISによる邦人人質事件の対応が
酷すぎる話をお伝えしたところ、「いいね!」が
4000件を超え、大量にシェアされたこともあり、
久しぶりにシビれるアクセス数になりました。
当初は、閉館された「鬼怒川秘宝殿」の話を
繰り出そうかと思ったのですが、国家レベルで
深刻な話をした後に、卑猥な写真が出てきたら、
みんながドン引きだと思い、改めて、日本政府の
動きをチェックすることにしました。
安倍首相は、2月12日に「施政方針演説」なる
「これからこういう政治をするから!」というのを
発表するのですが、安倍首相とシースーを食べ、
仲良しになった読売新聞によると、こんなことを
おっしゃっています。
「イスラム国」による日本人人質事件を受け、
イスラム国を強く非難するとともに、テロ撲滅に
向けた決意を強調する。人道支援の拡充を
通じて国際社会と協調する方針も改めて表明。
えぇ、そうです。ISISの皆様に中指を立てて、
「テメエら全員、撲滅してやるからな!」という
大変男気に溢れた素晴らしい態度を取ることを
決めているというのです。
僕が歌舞伎町のホストに狂うビッチだったら、
その男気に惚れてしまいそうなんですけれども、
実際には、「人道支援」という表向きの名目こそ
ありますけれども、ただお金をあげるだけなので、
こういうことになります。
「おい、テメエ、イスラム国。よくも日本国民を
ヤッてくれたなぁ。俺は今からオマエを潰す!
ちょっと待ってろ、もう少しでオマエらを潰しに
アメリカ先輩が来るからなぁ! アメリカ先輩を
ナメんじゃねぇぞ、ザコが!」
「あっ! アメリカ先輩! チーッス!
これ、お金を用意したッス。先輩のために
用意した金ッスから、好きに使ってください。
っつーか、マジ、あのイスラム国の野郎ども、
俺たちのこと、超ナメてんッスよ。ボッコボコに
しちまってくださいよー!」
マジかっけぇッス。
確かに、ISISは「テロリスト集団」ですから、
日本人のみならず、世界中のジャーナリストを
殺しているという意味でも、許せない存在です。
しかし、撲滅するにしても、彼らの本質を理解し、
分析した上で、十分な準備をもって攻撃するなら
まだわかりますけど、「アラブの荒くれ者」程度の
認識しかしていないくせに、アメリカ様の背中に
隠れながら、あんまり理解せずに、中指を立てて
いらっしゃるのなら、こんなに危険なことはない。
本当に大丈夫ですか?
僕たちがISISを撲滅するメリットは、一体、
何なのでしょうか。「国際社会のために」とは
言いますが、遠く中東のテロリストを殺すことが、
国際社会において、最もやるべきことでしょうか。
無限にある選択肢の中で、あえてコレでしょうか。
イラクやシリアでは、今も内戦が続いていて、
ISISよりもアサド政権の方が人を殺しています。
もちろん、ISISも人を殺していますし、この度の
残虐な邦人人質事件は、許されたものではない。
目先のものに釣られていませんか?
ISISとは、一体、どんな組織なのでしょうか。
そのあたりを検証している人はいるでしょうか。
もしかしたら、僕たちが想像するような組織では
ないかもしれません。
先日、ある映像作家の兄貴から「ヨルダン軍の
パイロットを焼殺する動画が、あまりに高すぎる
クオリティーにゾッとする」と言われ、見たくもない
グロ映像を見てみることにしたんです。
ハリウッドスケールです。
グロ映像を見ることをオススメするつもりは
ございませんが、かつて映像を撮ったことが
あるような人で、グロ映像を見てもいいという
奇特なオジサンがいましたら、ぜひ検証をして
いただきたいのです。
どれだけレンダリングに時間の
かかる映像を作ってるんだよ!
しかも、ヨルダン軍パイロットが焼殺される際、
檻に向かって一人で歩き、立ち止まって周りを
見渡すシーンがあるんですが、レンガとレンガ、
人と人との間からカメラを抜いたりしていまして、
「そこ、バミってあるだろ!」と言いたくなる始末。
「茶番感」が半端ないんです!
「そりゃ、アンタが陰謀論を信じているからだ」と
おっしゃる方もいらっしゃるかもしれないんですが、
カメラのレンズ一つ取っても、民間人がお気軽に
用意できるものではなく、そんなものがシリアの
僻地にあること自体、極めて謎なのです。
何が起こっているんでしょうか?
なんか、とてつもなくデッカい罠にハマっている
可能性はないだろうな、と僕は思ってしまいます。
この国の人々に、「慎重さ」が欠けているようにも
思うのです。
みんなが政治に興味を持たなくなってしまい、
知らない間に、よからぬ方向に進んでいるかも
しれないのです。今こそ僕たちはアンテナを持ち、
さまざまな情報をキャッチしなければなりません。
僕と同じことを考えている人が、この国に一体、
どれくらいの数いるのでしょうか?