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 日本の言論界を妖怪が徘徊(はいかい)している。「キャラの立った高齢者」という妖怪が。

 いきなり何事かと思われたかも知れないが、とりあえず曽野綾子氏は間違っている。彼女が2月11日付産経新聞に記したアパルトヘイト容認コラムのことだ。彼女はこう書いたのだ。「南アフリカ共和国の実情を知って以来、私は…