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長崎同級生殺害 家裁が改めて精神鑑定2月23日 22時07分
去年7月、長崎県佐世保市で同級生を殺害したとして16歳の少女が逮捕された事件で、少年審判を行っている長崎家庭裁判所は、改めて少女の精神鑑定を行うことを決め、23日、施設に移しました。
去年7月、長崎県佐世保市で高校の同級生だった女子生徒を殺害したとして逮捕された16歳の少女について、検察は去年8月から専門家に依頼して精神鑑定を行ったうえで、先月、長崎家庭裁判所に送りました。
少年審判で少女の付添人を務める弁護士によりますと、検察は「精神鑑定の結果、少女には責任能力があり、刑事処分が相当だ」とする意見書を出しているということです。
一方、弁護士は、責任能力があることについては争わないとしたうえで、刑事裁判で責任を問うのではなく、医療少年院に送る保護処分にすべきだとする意見書を提出したということです。
長崎家庭裁判所は今月20日に初めての少年審判を開き、改めて精神鑑定を行うことを決め、23日、鑑定を行う施設に少女を移しました。
精神鑑定は5月12日までおよそ2か月半にわたって行われる予定だということです。
長崎家庭裁判所は、精神鑑定の結果やこれまでの捜査の結果などを基に、刑事責任を問うため少女を検察に送り返すか、保護処分にするかなどを判断することになります。