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2015年02月23日

特別寄稿

NewsPicks佐々木編集長:2030年に輝く人材になりたければ、「テクノロジー」と「歴史」を学ぶべきだ

2030年はどんな社会になっているのか?日本や企業や個人はどう変わっているのか。そのヒントを得るために重要なのは、テクノロジーと歴史だ。2030年に輝く人間とは、テクノロジーを知悉(ちしつ)しながらも、テクノロジーの限界を悟り、深い人間洞察と、大きな器量をもった人間である。

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ユーザベース 「NewsPicks」編集長 執行役員 佐々木紀彦 氏

1979年生まれ。慶應義塾大学総合政策学部卒業後、東洋経済新報社で自動車、IT業界などを担当。2007年9月より休職し、スタンフォード大学大学院で修士号取得(国際政治経済専攻)。09年7月より復職し、『週刊東洋経済』編集部に所属。『30歳の逆襲』、『非ネイティブの英語術』、『世界VS中国』、『ストーリーで戦略を作ろう』『グローバルエリートを育成せよ』などの特集を担当。2012年11月「東洋経済オンライン」編集長に就任。2014年7月、株式会社ユーザベース「NewsPicks」編集長 執行役員に就任。著書に、『米国製エリートは本当にすごいのか?』(東洋経済新報社)。2013年7月、メディア業界の今後を論じた『5年後、メディアは稼げるか?』(東洋経済新報社)を出版。


 日本の2030年はどうなっているのでしょうか? そのシナリオは大きく分けて2つ考えられます。

 一つ目は、2020年の“五輪バブル”後、人口の加速的な減少に追い立てられる中、新たなモデルを見つけられないままジリ貧に陥る日本。もう一つは、五輪バブル後に産業の新陳代謝が一気に進み、各分野で新時代のリーダーたちが新たなモデルを生み出す日本です。

 そのどちらになるかを予測するのは、はっきり言って意味がありません。大事なのは、2030年までに「変わるもの」と「変わらないもの」をしっかり見据え、どうすれば個人として躍動できるかを考え、行動することです。まず何よりも個人として輝くことが、企業、社会、そして、日本という国にとっても、いちばんの貢献となるはずです。

テクノロジー業界はなぜ面白く、退屈か

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