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アカデミー賞 作品賞などに「バードマン」2月23日 18時32分
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アメリカ映画界で最高の栄誉とされるアカデミー賞の発表が行われ、最も注目される作品賞など4つの賞に、「バードマンあるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」が選ばれました。
一方、長編と短編のアニメーション賞にノミネートされていた2人の日本人監督の作品はいずれも受賞を逃しました。
ことしで87回目となるアカデミー賞は日本時間の23日、ロサンゼルスのハリウッドで各賞の発表が行われました。
最も注目される作品賞には、メキシコ出身のアレハンドロ・G・イニャリトゥ監督の作品、「バードマンあるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」が選ばれました。「バードマン」は、大ヒットしたヒーロー映画に主演して一躍スターになったものの、その後、出演作に恵まれず仕事も家庭も失った俳優が復活を目指す姿を描いた作品で、作品賞のほか、監督賞、脚本賞、撮影賞も受賞しました。
ことしのアカデミー賞での4部門の受賞は、美術賞などに選ばれた「グランド・ブダペスト・ホテル」と並んで最多です。
また、メキシコ出身の監督による監督賞の受賞は去年の「ゼロ・グラビティ」のアルフォンソ・キュアロン監督に続いて2年連続となります。
一方、日本人監督の受賞が期待された長編と短編のアニメーション賞にはそれぞれ「ベイマックス」と「愛犬とごちそう」が選ばれ、日本の高畑勲監督とアメリカを拠点に活動する堤大介監督の作品は、いずれも受賞を逃しました。