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ラージョ・バジェカーノのパコ・へメス監督が、22日のリーガエスパニョーラ第24節アスレティック・ビルバオ戦(0-1)で、同クラブ史上初となる100試合を指揮した監督となった。

低予算のラージョで超攻撃的サッカーを実践しながら、2シーズン連続で残留という結果を残しているP・ヘメス監督。79試合で指揮を執った時点で、ラージョ史において最も多くの試合に臨んだ監督となったが、アスレティック戦でついに3ケタの大台に乗せている。

P・ヘメス監督はスペイン『マルカ』とのインタビューで、この記念すべき数字について次のように話した。

「このクラブで誰も達成できなかったことを成し遂げた。すべての試合が心に残っており、一試合を挙げることは望まない。最も素晴らしいのは、チームが目標を達成していることだ」

それでも誠実なP・ヘメス監督は、自身の心に刻まれた3試合を取り上げている。

「ラージョ監督となった2012-13シーズンの最終節、クラブ史の中で最も高い順位(8位)に位置したことだね。あのとき、ファンと選手たちは完璧につながっていた。逆に悪い思い出なのは、同シーズンに1-3で敗れたカンプ・ノウ(バルセロナの本拠地)での試合だ。我々のプレーは素晴らしかった。今季であれば、4-4で終えたコパ・デル・レイのバレンシア戦だね」

DFで退場者を出してもFWを投入するなど、過剰な程の攻撃的姿勢によって批判にもさらされるP・ヘメス監督だが、元スペイン代表DFの哲学は一切揺らがない。

「私のチーム、そしてセンターバックが、現役時代の自分よりも、素晴らしいフットボールを見せることを期待し続けている」

P・ヘメス監督の100試合の成績は、37勝11分け52敗。ラージョは同期間のリーガで最も引き分けた数が少なく、まさに“勝つか負けるか”のチームだ。なお同指揮官とラージョの契約は、今季限りとなっており、その去就にも注目が集まっている。

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