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民主 衆院選は「実質敗北」と総括2月24日 5時44分
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民主党は、去年の衆議院選挙の総括の素案をまとめ、選挙は「実質的な敗北」で、年内解散を想定せず準備が立ち遅れていたとして、来年の参議院選挙に向けて衆参のダブル選挙も想定し対策を進めるとしています。
民主党は去年12月の衆議院選挙で、選挙前の62議席を上回る73議席を獲得したものの大幅な上積みはできず、来月1日の党大会で選挙結果の総括を行う方針です。党がまとめた総括の素案では、「目標としていた三桁の議席の獲得を達成することができず、実質的な敗北となった」としています。そのうえで、「年内解散を想定せず、候補者擁立や選挙政策などの準備が全く立ち遅れたままの選挙戦だった」として、選挙準備が不十分だったことを認めています。また、維新の党などとの選挙区調整について、「小選挙区での勝利に一定の寄与をした」とする一方、「候補者や支援者らに多大な迷惑をかけ、混乱を生じさせたことは、反省課題としなければならない」としています。
そして、選挙体制の再構築が喫緊の課題だとして、4月の統一地方選挙に全力を傾注するほか、来年の参議院選挙に向けて、衆参のダブル選挙も想定し対策を進めるとしています。
執行部としては、衆議院選挙の結果を厳しく評価することで党内の不満を和らげ、統一地方選挙に向けて結束を高めたいねらいもあるものとみられます。