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信号待ちの男性刺殺 自称大学生の男、容疑で逮捕

琉球新報 2月22日(日)8時26分配信

 浦添署は21日、浦添市牧港の県道で、バイクで信号待ちをしていた60代の男性の首などを包丁で刺したとして、殺人未遂の容疑で若い男を逮捕した。男は大学生と称しているという。男性は首などを数カ所刺され、心肺停止の状態で病院に搬送されたが、まもなく死亡が確認された。同署によると、男は事件については黙秘している一方、意味不明な言動をしているという。同署は容疑を殺人に切り替えるとともに、刑事責任能力の有無も含めて慎重に調べている。
 逮捕容疑は21日午前10時10分ごろ、浦添市牧港2丁目の県道153号で、バイクで信号待ちをしていた男性の首などを持っていた包丁で複数回刺した疑い。2人に面識はないとみられる。浦添署は通行人を無差別に狙った通り魔事件とみて捜査している。目撃者によると、男は前方から男性に近づき、突然襲いかかった。男は犯行の前後に怒号や奇声を上げていた。
 浦添署によると、男は犯行から約20分後に現場から約400メートル離れた国道58号で歩いているところを発見され、その場で現行犯逮捕された。逮捕時、男は右手にけがをしていた。
 事件現場は国道58号からほど近く、近隣にあるファストフード店の周辺は事件当時、多くの家族連れらでにぎわっていた。男が包丁を持って歩いている姿を多くの人が目撃し、現場は騒然となった。

琉球新報社

最終更新:2月22日(日)11時39分

琉球新報

 

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