SEOとUXから考えるレンタルサーバーの選び方

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今回はSEOやUXの観点から考えるレンタルサーバーの選び方を解説します。

この記事を読む事でSEOとUXに関する最低限の考え方を学ぶ事ができ、その上で選ぶべきレンタルサーバーのポイントをご紹介しています。

検索エンジンがページ表示速度を評価するようになった

世界中で最も利用されている検索エンジンのGoogleから、ページ表示速度がサイト表示順位を決定する際の要因の一つになったと発表されました。

Yahoo!の検索エンジンにもGoogleのアルゴリズムが採用されているので、Yahoo!にもページ表示速度の影響はあると言えるでしょう。

現時点の検索エンジンはページ表示速度を大きな問題とは捉えていないのですが、同じ価値のサイトを比較するときにページ速度が異なるのであれば、ページ表示が速いサイトが有利な位置づけになるという可能性があるという事です。

SEOよりもUXの問題と捉えてほしい!

検索エンジンが評価するページ表示速度について解説させていただきましたが、このページ表示速度が影響するのは検索エンジンだけではありません。

私はこのページ表示速度に関する問題をSEOよりもUXの問題として捉える必要があると考えています。

UXとは何か

特定の製品やサービスを利用したり、消費した時に得られる体験をまとめて抽象的に捉えた概念を(ユーザー・エクスペリエンス)と呼びます。また、日本語の場合はユーザー体験という言葉で訳されることもあるようです。

UXは特定の部分のみにフォーカスを当てているわけではありません。「行ってから帰るまでが遠足です」というような言葉を聞いたことはないでしょうか。遠足に行ってから帰るまでの体験をいかに楽しく素晴らしいものにするかがUXの考え方です。

人間を意識しよう

最近のWEBサイト制作やソフトウェア開発の現場では、画面の向こう側にいる人を意識する事が一般的になってきました。人間が使いやすく感動できる物を生み出すことができるからです。

レンタルサーバーを利用してサイト運営するのであれば、ページを出来る限り速く表示できるレンタルサーバーを使うことで、訪問者が来てよかった!と感動するサイトを運営するのがおすすめです。

あなたならどうでしょうか?ページを開く度に何十秒も待たされることになったら、普通ならすぐにブラウザバックしてしまうのではないでしょうか。

私なら数秒で見る気が失せますし、パソコンに詳しい人やサイト運営者であれば、この時間帯はサーバーに負荷が掛かっていて読み込みが遅くなっているのだなと考えることもできますが、一般的なユーザーがそれなら仕方ないから、また後で見に来てあげようとは思いません。

また、ページ表示速度が3秒以上かかる場合は、40%以上のユーザーがブラウザバックするとまで言われています。

本当に価値のあるサイトを運営したいのであれば、そのサイトを見てくれる利用者の事を考えるのが近道と言えます。

UXを一番に考えることは一石二鳥!

実はSEOよりもUXを一番に考えてサイト運営することが一石二鳥となり、Googleの検索上位の条件も満たすことができます。

Googleは最も重要なのはSEOよりも高品質なコンテンツと発表しており、そのコンテンツを見た利用者は素晴らしい体験をすることになり、それをあなたは生み出したことになります。

ユーザーを第一に考える事がGoogleに評価される第一歩となるでしょう。私はそれがUXだと考えています。

UXに何でこだわるの?

SEOを考慮したレンタルサーバーの選び方に関する記事なのに、何のためにここまでSEOやUXの事について書くのかという理由ですが、やはり人間を意識して考えてほしいというところにあります。

私は元々フリーランスでウェブ制作のお仕事をさせていただいていたのですが、お客様の中には、HTMLやSEOの知識が豊富な方が多数いました。そんな中で体験談を1つご紹介してみたいと思います。

見た目だけリニューアルしたいという方

私はデザイナーではないのですが、通販サイトのリニューアルを見た目だけして欲しいという内容でした。

それほど凝ったデザインではなく、見やすくてシンプルなもので良いとのことでしたので、お仕事を引き受けさせていただき、制作開始から納品までトラブルもなく終わりましたが、数ヵ月後に一件のクレームをいただきました。

売り上げが上がらない

売り上げが上がらないから返金してほしいとの内容でした。このクレームに対応するかは人によって分かれると思いますが、売り上げを上げるためにご協力するという形で対応することにしました。

なぜなら、なぜ売り上げが上がらないのかを理解していたからです。このお客様は検索エンジンからアクセスが集まれば売り上げが出るはずだという考え方であり、そのために意味を無い文章やキーワードを散りばめることで検索エンジンを騙して集客する方向性でした。

その通販を見た訪問者は価値のない文章を見て、商品を購入したいと思うでしょうか?普通はしっかりとした文章で詳しく説明している通販で購入したいと思うのではないでしょうか。

私はサイト内の文章を人間に向けて書くことで商品は売れるようになると助言させていただきましたが、SEOで検索エンジンに評価されているから、文章を変更するつもりはないとのことでしたので、私がこれ以上できることは何もありませんでした。

レンタルサーバーの選ぶ時のポイント

SEOやUXを一通り解説させていただいたので、SEOとUXから考えるレンタルサーバーの選び方をご紹介させていただきます。

高速レンタルサーバー

ページ表示速度がSEO対策の1つになるというお話をさせていただきましたが、その点を満たしてくれるのは、やはり高速なレンタルサーバーです。

高速にページを表示するためのポイントとなる部分をまとめてみました。

高スペック

WordPressなどのCMSを導入するのであれば、アクセスがある度にページを動的処理して表示するという事から、高スペックなレンタルサーバーだと処理に余裕があるのでオススメです。

大量のアクセスに耐えられる

大量のアクセスがあるサイトの場合は、それに耐えられる回線を使用しているレンタルサーバーが良いでしょう。

PHP高速化など独自機能

最近は独自の技術により、プログラムを通常より高速に動かしてくれるレンタルサーバーがあります。このようなサーバーを利用することもページ表示速度をアップさせる方法の一つです。

HDDがRAID構成

RAIDとはハードディスクを複数組み合わせて利用するストレージシステムです。RAIDを利用することで通常のハードディスクよりも高速化することができます。

この組み合わせにはパターンがいくつかあり、RAID10やRAID1がレンタルサーバーでよく利用されている組み合わせであり、RAUD10は高速なアクセスと安全性を兼ね備えています。

安定性の高いサーバー

どれだけ高速なレンタルサーバーでも、いきなりアクセスが出来なくなるなどの不安定なところでは意味がありません。いつでも安定して動作可能なレンタルサーバーを選びましょう。

とはいえ、突然のトラブルも起きる可能性はあります。24時間サポート体制を整えているところであれば、万が一の時でも迅速な対応をしてくれるのでオススメです。

コントロールパネルの使いやすさ

コントロールパネルはSEOやUXとは関係ないところなのですが、意外とサイト運営には切っては切れない機能です。

レンタルサーバーの設定などの操作は全てコントロールパネルで行います。本当にレンタルサーバーの命とも言っていいでしょう。

私の実体験になりますが、使いにくい!わかりにくい!というコントロールパネルであれば、不意に間違った操作をしてしまい、サイトが表示されないというトラブルも起こります。

無料お試し期間というものがあり、大手のレンタルサーバーでは無料でお試し利用することができるようになっていますので、そのようなところでコントロールパネルの使いやすさを確認するのもオススメです。

おすすめのレンタルサーバー

SEOやUXの観点からレンタルサーバーを選ぶポイントは以上となりますが、最後におすすめのレンタルサーバーをご紹介したいと思います。

そのサーバーはエックスサーバーというサービスなのですが、ページ表示速度などにもこだわる私も納得のレンタルサーバーです。

実は当サイトもエックスサーバーを利用しており、このブログはWordpressで運営していますが、速度に問題はなく、安定性もバッチリだと思います。

当サイトのページで詳しい情報や比較表を掲載しているのでよかったらどうぞ。

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