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「絵本のノーベル賞」ボローニャ・ラガッツィ賞・・・韓国、全部門で入賞
2015年02月23日17時55分[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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キム・ジャンソン著『A Dandelion is a Dandelion』(上)とチ・ギョンエ著『The Little Wall』 |
ラガッツィ賞の全部門で韓国の絵本が入賞したのは今回が初めてだ。フィクションやノンフィクションなど5部門で『My Little Doll’s House(私の小さな人形箱)』(チョン・ユミ著/カルチャー・プラットホーム)、『A Dandelion is a Dandelion(たんぽぽはたんぽぽ)』(キム・ジャンソン、オ・ヒョンギョン著/イヤギコッ)等6種類の図書がすべて関心作(Special Mentions)に選ばれた。関心作は部門別の大賞(winner)の下に3~5種類ずつ選ばれる。
フィクション部門では大賞の『Flashlight』(Lizi Boyd著/Chronicle Books)の下に関心作5作品中『My Little Doll’s House』と『The Little Wall』(チ・ギョンエ/パンダル)など2作品が韓国の絵本だ。ニューホライズン部門(中東・南米・アジア・アフリカの作品)では、パク・ヨンチョル著『Teru Teru(テル・テル)』(シゴンジュニア)が選ばれた。初めて作品を出した新人作家が対象のオペラ・プリマ部門ではチョン・ジノの『Look Up!(上を見て)』(ヒョンアム社)が、ブック・アンド・シーズ部門ではアン・ヨンウン、キム・ソンヒ著『The Largest Cake in the World(世界で一番大きなケーキ)』(ジュニア金英社)がそれぞれ関心作に選ばれた。ブック・アンド・シーズは2015ミラノ・エキスポを記念して新設された部門で、農業・有機農・食品・生物多様性・飢餓問題などを扱った本を対象としている。今年のラガッツィ賞には世界40余カ国から1455種類の絵本の応募があった。
ボローニャ国際児童図書展は1964年に始まり、ラガッツィ賞はこれより2年遅れた66年に制定され今年で50回目を迎える。今年の図書展は3月30日から4月2日までイタリア・ボローニャで開かれる。韓国は2004年に初めてラガッツィ賞の関心作に選ばれて以来、昨年まで3種類が大賞、8種類が関心作に選ばれている。