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 気象庁は23日、草津白根山(群馬)で同日、午後3時までに60回の火山性地震が観測されたと発表した。小規模の噴火の可能性があるとして、火口から1キロの範囲で噴石に注意するよう呼びかけている。

 気象庁によると、23日午前2時ごろから火口周辺を震源とする地震が急増した。1日に50回を超えたのは昨年8月5日以来。傾斜計などのデータには変化がないという。

 気象庁は昨年6月、草津白根山の噴火警戒レベルについて、火口周辺への立ち入りを規制する2に引き上げている。