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スマホ代が毎月660円に!? 格安SIM市場騒然の低価格を実現させた「DMM」の裏側

(写真:DMMmobile担当 竹内氏)


 2015年5月にSIMロックの解除が義務化され、既存のキャリア以外のスマホを使うという選択肢が増えることもあって、大きな注目を集めている格安SIM・スマホ市場。その市場規模は、今後5年で5倍に拡大すると言われている。

 イオンやビックカメラなど業種・業態を問わず、様々な企業が参入し競争が激しくなってきている中、参入のタイミングは後発ながらも「業界最安値」をキーワードにひときわ注目を集めている格安SIMがある。それが「DMM mobile」だ。

 「DMM mobile」は動画配信、レンタル、通販、オンラインゲーム等を提供している「DMM.com」がスタートさせた格安SIM。1GB月額660円〜という料金プラン、また利用金額の10%を「DMMギフト券」として、ユーザーに還元するキャンペーンを実施するなどサービス面にも強くこだわっている。

 他の格安SIM・スマホ事業者を圧倒するほどの料金プラン、サービスを提供している「DMM mobile」。それをなぜ実現できたのか。また、今後の展開をどのように考えているのか。担当者の松永かなえ氏、竹内郁美氏に話を伺ってきた。

「DMM.com」のサービスをネットに詳しくない人にも


 「DMM.com」と聞くと、動画コンテンツ配信や「艦これ」運営を行っている企業というイメージが強いかもしれないが、最近ではオンライン英会話サービス「DMM英会話」や世界初のロボットキャリア事業「DMM.make ROBOTS」を手がけるなど、多岐にわたって事業を展開している。

 そんな中、戦国時代といっても過言ではない格安SIM・スマホ市場になぜ「DMM.com」は後発ながら参入してきたのか? 2015年5月にSIMロック解除の義務化という背景もある中、参入の決め手となったのは「DMM.com」の1200万人の会員基盤を利用することでユーザー獲得が大きく見込めたからという。

 また、松永氏はユーザー獲得後の狙いも口にした。「まずは、1,200万人という『DMM.com』の既存の会員に向けて格安SIMを販売していき、その後サービスの質を高めていきながら、『DMM mobile』を拡大できれば、ネットに詳しくない人たちにも『DMM.com』のサービスを届けていけるのではないかと思っています」

実店舗を持たないからこそ実現できた「業界最安値」

 とは言ったものの、1,200万人という顧客基盤だけで他社との競争に勝っていくのは難しい。だからこそ、「DMM mobile」は料金・サービスに強くこだわったそうだ。松永氏は、「後発で始める以上、価格やプラン数など他社よりも一番優位な状態でスタートさせたかった」と語る。

(通話SIMプランの基本料金最大2ケ月無料キャンペーンは2月末までとのこと。)


 プランは、1〜10GBの6種類からデータ容量別に選択できるようにするなど、豊富な選択肢を用意。また、価格は1GB月額660円と「業界最安値」を記録している。この価格は他社サービスと比較して非常に魅力的だ。

 その一方で、通信速度も気になるところ。格安SIM・スマホは「安かろう悪かろう」というイメージが先行しがちだが、「DMM.mobile」はドコモ回線を利用しており、通信速度150Mbps以上の高速データ通信(LTE)のプランを提供。価格だけでなく品質にも強いこだわりを見せている。

 高品質でありながら、「業界最安値」の価格にまで踏み切れた理由は、「DMM mobile」がリアル店舗を持っていないことが挙げられる。これにより、店舗運営にかかるコストが圧倒的に抑えられるため、安い価格が実現できているという。

 更に、松永氏は「既存のDMMのプラットフォームを使って告知しているので、大々的な広告宣伝費用、マーケティングコストもかからない。だからこそ、卸値に近いギリギリの価格で提供できている」と語った。

一方、実店舗を持たないからこその課題も浮き彫りに

 つまり、「DMM mobile」は実店舗を持たず、Webのみの申し込みで格安SIMを販売していることになる。無論、ネットに詳しいユーザーであれば不便に感じることもないかもしれないが、「DMM mobile」が今後取り込みたいのは「ネットに詳しくない人たち」だ。

 そのため、「今、使っている端末には使えるの?」といった問い合わせの数が想定よりも多く、格安SIMを全く知らない人の気持ちが見えていなかったことを痛感したという。

 そうした課題を解決すべく、現在サイトのユーザビリティや申し込みフローの最適化に着手しているそうだ。

 「今後、『SIMの使い方』といったコンテンツや動画を制作し、お客様が何か疑問があった時もサイト上で全て解決ができるように設計し直しています」(松永氏)

「DMM.com」ならではのサービスが鍵を握る?



 他社よりも圧倒的に安い価格で格安SIMを提供し、勝算を見出している「DMM mobile」。しかし、先日日本郵便が格安SIM・スマホ市場への参入を発表したように、今後も多くの企業が格安SIM・スマホ市場に参入し、「価格競争」に陥ってしまうことも十分に考えられる。もし、そうなった場合、「DMM mobile」はどのような施策を講じていくのだろうか?

 「今後更に競争が激しくなっていくことが予想される中、私たちは他社や既存のキャリアが出来ないようなサービスで競争していくしかないかなと思っています」(松永氏)
  
 実際に他社が出来ないサービスの一つとして、「DMM mobile」は毎月の利用金額の10%を「DMMギフト券」としてユーザーに還元する施策を展開している。この施策は、「DMM.com」のコンテンツをおトクに楽しめるということもあり、ユーザーの反応も上々のようだ。



*「DMMギフト券」はDMM.comの有料コンテンツ購入時に利用できるデジタル商品券



 このような「DMM.com」だからこそ展開できる施策に力を入れていくことが、競争が激化していく格安SIM・スマホ市場においてプレゼンスを高めていく鍵となるのかもしれない。


 最後に松永氏は読者に向けて、「今、格安SIM戦国時代となってきていて、様々な企業が色々なサービスを打ち出してきている中で、自分はどれが使いやすいのか、今よりも毎月いくら安くすることができるのかをこの機会に是非考えていただき、浮いたお金で何か新しいことを始め、生活を豊かなものにしていって欲しいと思います」と語ってくれた。

 多くの人が気にしつつも、惰性で支払ってしまっているスマホ代。格安SIM・スマホが盛り上がりを見せる今だからこそ、今一度料金を見直し、「DMM mobile」を選択肢の一つとして検討してみてはいかがだろうか?


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本を椅子にしてみたらどうなる? 驚きのアイデアから誕生したガジェット「BOOKNITURE」

出典:www.kickstarter.com

 本を開くと絵が飛び出してくる「飛び出す絵本」、子供の頃に読んだことがある人は多いはず。筆者も、あの開くと飛び出てくるギミックに当時はずいぶん驚き、何度も見返して楽しんだ思い出が……。

 今回、そんな飛び出す絵本のように開くと簡易的な椅子や台になってしまう、魔法のような本を紹介します。

使う時だけ本棚から取り出す新しすぎる椅子

出典:www.kickstarter.com

 その本の名前は「BOOKNITURE」。「Book(本)」と「Furniture(家具)」を合体させた名前を持っているガジェットで、通常時は普通の本と変わらず、本棚にあってもまるで違和感が無い造りになっています。

出典:www.kickstarter.com

 しかし、ゴムバンドを外して本を広げれば、一瞬で人が座れる円筒形の台に変身!

出典:www.kickstarter.com

 その使い道は幅広く、椅子やフットレストのように使ったり、

出典:www.kickstarter.com

 寝室のランプなどを置く台としてだったり、

出典:www.kickstarter.com

 二個重ねてしまえば作業用の机としても使えたりと、応用の仕方次第で多方面で使える便利なアイテムとなります。


 普段は部屋のインテリアとして本棚に飾り、来客などで椅子が必要なときは出して使うとオシャレな感じがします。150kgの重量まで耐えられる上に軽量で持ち運びやすいので、アウトドアでも活躍しそうな予感。これからは椅子を持ち歩く時代になるのかもしれませんね。




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洗濯に洗剤が必要な時代は終わりました。洗剤なしで洗浄できるボール型ガジェットがまるで魔法のよう

出典:www.kickstarter.com

 毎日の洗濯に欠かせない物といえば「洗剤」。粉末状から液体のものまで幅広く、洗浄力も非常に高いですが、当然ながら使ったら無くなります。その度に買いに行くのは割りと面倒くさかったりも。

 しかし、もうそんな必要もなくなるかもしれません。今回紹介するのは、洗剤いらずで洗濯ができるという、魔法のようなボール型ガジェットなのですから……。

入れて洗濯機を回すだけで洗浄できる!

出典:www.kickstarter.com

 その魔法のボールの名は「Crystal Wash 2.0」。内部にはビーズのようなバイオセラミックスが詰められており、洗剤と同じレベルの効果を発揮します。

出典:www.kickstarter.com

 その効果は凄まじく、泥やケチャップ、コーヒーの染みまでほぼクリアに!

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 また、内部に通信用の機器も搭載されており、スマホの専用アプリと連携して、洗濯機内のpH濃度や洗濯終了を通知してくれる機能も。


 今までの洗濯の常識を覆すボール型ガジェット「Crystal Wash 2.0」。半永久的に使えて洗剤の節約になるのもスゴイですが、スマホアプリと連携するという部分に未来を感じますね。



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腕に工具を巻く。どこでも使えるマルチツール「Tread」が日常のちょっとした不便を解決してくれる

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 急に物が壊れて、ちょっと修理しなければならない。そんな事態に陥った経験ありませんか? 「手元に工具があれば修理できるのに……」ともどかしい思いをした人もいるでしょう。

 今回紹介するのは、そんな緊急時にもすぐ使えるリストバンド型マルチツール「Tread」です。

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 「Tread」は、腕時計のベルトのように腕に巻き付けることができるリング型のマルチツール。

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