テレビ関係者が憂う、SMAP・香取慎吾の俳優人生……打開策はあの国民的映画!?
三谷幸喜監督の最新作『ギャラクシー街道』が今年10月に公開される。三谷にとって初のSF作品で、主演は三谷作品の常連SMAP・香取慎吾、ヒロインは綾瀬はるかで、SF映画史上最も笑える作品を目指すという。しかし、香取が挑む役柄が今、業界に波紋を呼んでいる。なんとその役は宇宙人だというのだ。
これまで香取が演じてきた役で話題となったものは、月9ドラマ『西遊記』(フジテレビ系)での孫悟空、『こちら葛飾区亀有公園前派出所』(TBS系)の両津勘吉、映画『NIN×NIN 忍者ハットリくん THE MOVIE』の忍者ハットリくんなど、いわゆる「キャラクターもの」が多い。もちろん、『未成年』(TBS系)や『ドク』(フジテレビ系)といった難しい役での好演はドラマファンからの評価も高く、また『ガリレオ』(同)第1シーズンにゲスト出演した際には、湯川学(福山雅治)を翻弄する狂気の大学院生役が注目を集めた。
「ただ、やはりこれまでの役柄のイメージが影を落としているせいか、最近の香取主演のドラマはすこぶる振るいません。結婚相談所のアドバイザー役に挑んだ『幸せになろうよ』(フジテレビ系)は平均視聴率11.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、山下智久と共演した刑事ドラマ『MONSTERS』(TBS系)は11.9%、民間の科捜研技官を演じた『SMOKING GUN〜決定的証拠〜』(フジテレビ系)にいたっては7.4%という惨敗ぶりでした。一方、大ヒット映画『オーシャンズ11』のミュージカル版として去年主演した同名作品は、舞台俳優としての香取の未来を感じさせるものとして、絶賛するファンも多かったようです」(業界関係者)
舞台俳優として活動を展開していく可能性も今後考えられるが、主戦場をテレビドラマ、映画に据えるのであれば、「俳優としては限界が近い」と前出関係者が不安を漏らす。では、何を演じたらいいのだろうか。
「ジャストアイディアですが、『男はつらいよ』はどうでしょうか。つまりは2代目・寅さんです。あの車寅次郎を香取が演じるんです。同じ葛飾区での人気者という点では、両津勘吉に挑んだことでイメージは共有できていますし、また『おじゃマップ』(フジテレビ系)では全国を旅して人々と触れ合う人情派キャラクターが定着しています」(在京テレビマン)
『男はつらいよ』とは、1969年以降毎年1〜2本は作られていた大人気映画であり、全48作品の観客動員数はのべ8,000万人という国民的映画シリーズだ。主演を務めた名優・渥美清はその没後、国民栄誉賞を受賞している。
「現在BSでは局を問わず48作が繰り返し放送されていますが、毎回異常な接触率なのです(地上波でいう視聴率)。『男はつらいよ』が私たちの裏番組にきたときは、オンエア前に白旗を上げるほど。それほどいまだに人気は根強い」(前・同)
だが、第3作、第4作を除く46作を監督し、映画を社会現象にまで押し上げた山田洋次氏は、この寅さん役を渥美以外の俳優以外が演じることを望まなかったとも言われている。むろん、ご遺族やこれまで関わって来たスタッフ、さらには「『男はつらいよ』=渥美清」で認識してきたファンにとってもなかなか考えられるものではないだろう。
「これが実現したとしても、このような伝説の大役を演じたらそれこそ最後。ほかの役が回ってくることはないでしょう。それだけ俳優生命としてはリスキーなものですが、38歳、これから不惑の年を迎える香取が新境地を切り開くには、これくらいチャレンジングな役柄が必要なのだと思います」(同)
ベージュのスーツに中折れ帽子、腹巻、雪駄、トランクカバン……。香取が柴又を闊歩するのが目に浮かぶ。いずれにしても、次作での宇宙人役の好演に期待したい。