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米艦船、今度は与那国か 外務省が関係先に打診

今月中旬にも寄港
 米軍が今月下旬、与那国島へ掃海艇を寄港させる計画を検討し、外務省側が関係先に打診を始めていることが分かった。日米双方の担当者が近く与那国入りする可能性がある。関係者が明らかにした。米軍の掃海艇については、先月11日に米国のケビン・メア在沖総領事が大浜長照石垣市長に石垣港への寄港を打診し、大浜市長が同15日付で「拒否」の文書をメア総領事に送った経緯がある。外間守吉与那国町長は4日、「町内の港は県管理のものなので、町は(計画について)分からない」と述べた。  わずか1カ月間に米軍艦船の八重山入りをめぐる動きが相次ぎ、米軍が八重山に強い関心を示していることが明らかになってきた。  町内には、一般港湾の祖納港と漁港の久部良漁港があり、いずれも県管理。久部良漁港は地元の漁船が出入りするほか、石垣との間を結ぶフェリーよなくに(498総トン)や貨物船の協栄丸(278総トン)も利用しており、住民生活と密着した施設。  祖納港は2000総トンの船舶が入港できる。  一方、市によると、市が15日に「拒否」の文書を送ったのに対して、在沖米総領事館側から反応はないという。  米掃海艇の石垣入港打診問題では、新聞報道で明らかになったのが本土復帰記念日の5月15日となり、同日の平和集会で「(米軍艦の石垣入港を)みんなで断固拒否することをアピールしたい」といった声が上がっていた。

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