2015年2月23日(月)

保育園に「モノ申したいとき」の2+7つの作法

PRESIDENT Online スペシャル

著者
普光院 亜紀 ふこういん・あき
保育園を考える親の会代表

1956年、兵庫県生まれ。早稲田大学第一文学部卒。出版社勤務を経てフリーランスライターに。93年より「保育園を考える親の会」代表(http://www.eqg.org/oyanokai/)。出版社勤務当時は自身も2人の子どもを保育園などに預けて働く。現在は、国や自治体の保育関係の委員、大学講師も務める。著書に『共働き子育て入門』『共働き子育てを成功させる5つの鉄則』(ともに集英社)、保育園を考える親の会編で『働くママ&パパの子育て110の知恵』(医学通信社)、『はじめての保育園』(主婦と生活社)ほか多数。

執筆記事一覧

保育園を考える親の会代表 普光院亜紀
1
nextpage

わが子の保育に「あれ?」と思ったら

やっと保育園に入れたのに、保育士や保育内容に疑問を感じてしまったらどうしたらいいのでしょう。

保育園に疑問をぶつけるのは勇気がいります。保育士さんの心証を悪くしないか、関係が悪化したら園にいられなくなるのでは、という不安を感じてがまんする人も少なくないでしょう。でも、わが子が1日の大半を過ごす保育園と信頼関係をもてないというのは、働く親にとってつらいこと。

どうすれば、今後のためによい結果を引き出せるか、作戦をもってアプローチすることが必要です。

理解しようとする姿勢をもって

気になることをあれこれ自分の中だけで考えていると、どんどん悪い方向へ妄想してしまいがちです。そうならないうちに、思い切って園に相談してみたほうがいいでしょう。

ただし、いきなり「不満をぶつける」という形にならないように。まず「性善説」(悪気はないと考える)でアプローチしてください。

送迎のときの立ち話や連絡ノートで、「家では、いつもこうしているのですが、園ではこうなんですね。そっちのほうがいいのでしょうか」など、相談して相手に説明してもらう姿勢で持ちかけるのが解決の糸口づくりに有効です。

「不便なルール」と思われたことにも、園の側には深い意図がある場合もあります。説明を聞いても納得がいかない場合は、そう伝えてもいいと思います。意外に保護者の事情や気持ちに園側が気づいていない場合もあるので、伝えることは大切です。保育園では、保護者から意見が出ると職員会議などで話題にして検討してくれるのが普通です。

保育士の個人的な言動などが気になるけれど当人には言いにくいときは、主任や施設長(園長)に話を聞いてもらいましょう。認可保育園には「苦情窓口」を設けることが義務づけられていて、施設長や主任などが窓口になっています。いつでも対応してくれるはず。ただし、「苦情があるのですが」ではなく、「ちょっとご相談があるのですが」と切り出しましょう。なお、こういった相談では、人物批判から始めるのではなく、いつ、どんな状況で、どういうことがあったかという事実をしっかり伝え、それについて何を問題と感じているか、何に困っているかを具体的に説明したほうが理解されやすいと思います。

PickUp