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ナイジェリアで少女による自爆テロか2月23日 8時01分
西アフリカのナイジェリアではイスラム過激派が少女などを自爆させるテロ事件が相次いでいて、22日にも7歳くらいとみられる少女による自爆テロで少なくとも5人が死亡しました。
事件があったのはナイジェリア北東部ヨベ州の町、ポティスクムにある市場で、現地からの報道によりますと、22日、少女が手荷物などの検査を拒否し警備員らと言い争っているさなかに突然爆発が起き、少なくとも5人が死亡、十数人が病院に搬送されたということです。
現場にいた目撃者は、この少女が身に着けていた爆発物で自爆したと証言していて、少女は幼く、7歳くらいに見えたということです。
ナイジェリア北東部では、イスラム過激派組織「ボコ・ハラム」が、去年から若い女性や少女に爆発物を身に着けさせ自爆させるテロを繰り返していて、今回も「ボコ・ハラム」の犯行とみられています。
これまで勢力を拡大する一方であった「ボコ・ハラム」に対しては、ナイジェリア軍に加え、周辺国のチャドやニジェール軍などによる包囲網が強まっていて、一部の支配地域から撤退を余儀なくされているとも伝えられています。
一方で、「ボコ・ハラム」が報復のため、拉致した子どもなどを利用して残虐なテロ行為をエスカレートさせるのではないかと懸念されています。