沖縄県のニュース
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那覇市議会“過剰警備”に抗議
アメリカ軍普天間基地の移設計画をめぐって、名護市辺野古で、海上保安庁や警察がとっている抗議活動への対応について那覇市議会は「過剰警備で住民に不測の事態が起きかねない」などとして、政府などに抗議する意見書を賛成多数で可決しました。
名護市辺野古沿岸部では移設計画に反対する市民グループなどが、抗議活動を続けていますが、海上保安庁や警察が「安全確保のため」として強制的に立ち退かせ、22日には2人が基地の敷地内に立ち入ったとして刑事特別法違反の疑いで逮捕されています。
23日開かれた那覇市議会の2月定例会では、与党側から、海上保安庁や警察の対応に抗議する意見書案が提出されました。
意見書案では、「選挙などで移設反対の民意は明確に示されているにも関わらず、それを無視して作業を強行する政府に対して抗議し、中止を求める。過剰警備で住民に不測の事態が起きかねない」などとしています。
これに対し野党側は、「客観的な事実もないのに、過剰警備とはいえない。法に基づいて判断されるべきだ」と反対の意見を述べました。
採決の結果、意見書案は与党側と公明党の賛成多数で可決され、那覇市議会は意見書を政府や海上保安本部、それに警察に郵送することしています。
02月23日 12時22分