このブログではよくご飯の写真をアップしていますね。僕は他に書くことがないときは、ついつい昨日食べたものをアップして済まそうとしてしまいます。
で、食事のときはどんな感じで写真撮ってるのかというと、こんな感じです。ほんとひどい。
僕「ちょっとー、ダメですよ。もっと寄らないと。ほら貸してみてください」
僕「………!」(呼吸止めてシャッターを連写)
最初はこんなんじゃなかったと思うんですが、ブログを1年も続けてくるとだんだんと気持ち悪いヤツになってくるんですね。周囲には正直、ドン引きされてると思います。一体どうすればいいのでしょうか?
って思っていたところ、オリンパスが発表した「オープンプラットフォームカメラ」というプロジェクトの新製品の体験イベントに呼んでもらいました。シリーズの最初のモデルは「OLYMPUS AIR A01」。一眼レフのレンズだけみたいな面白い製品。
実際、このレンズだけに見えるのが本体で、ここにシャッターボタンもついてる。大きなファインダーが欲しければスマホと接続し、そっちの画面を見ながら撮影する。
いろいろ話を聞いてきたところ、けっこういいじゃんって思ったのはざっくりと下記のところ。
・レンズは一眼レフと同等レベルの性能
・スマホアプリからシャッターをきれる
・撮るときにカメラを覗きこまなくていい
・撮った写真はスマホに保存される
一眼みたいな大きなカメラできれいな写真を撮りたい。でも大きなカメラは当然重い。それに写真データはすぐにスマホで扱いたい。
そんなニーズにぴったりなんじゃないかと思った。それにたぶん、こんな感じだったのが…
こんな感じになるわけですよね?(右手のコップをAIR A01だと思ってください)
このカメラがもっとも捗るのは食レポなんじゃないのー?って思いました。
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でもオリンパスのAIR A01の最大の特徴はといえば、なんといっても「オープンプラットフォーム」なところでしょう。外部アプリからカメラをさまざまに操作するためのSDKと、カメラの周辺機器を作るための3Dデータが公開されており、誰でも自由に関連アプリや好みの周辺アイテムを作れます。
これはけっこうすごいことだと思います。プログラムとかデザインとか得意な人がどんどん面白いものを作ってくれそう。すでに試作品の段階からプロジェクトは動いており、こんな事例がありました。
例えばセオ商事の瀬尾さんは「記念写真を撮るとどうしても残念になってしまう」という悩みがあったそうです。
残念になってしまう。
もっとドローンみたいにいい感じにならないものか。
それで考えたのが、誰でもかっこいい記念写真を撮れる「公共のカメラ」というアイデア。
オリンパスのオープンプラットフォームカメラを使って「Spy Camera!」というアプリを開発。誰でも自分のスマホのブラウザから、あらかじめ設置してあるカメラにアクセスして、自由に記念写真を撮影できるというもの。
去年の秋に開催されたEngadget Japaneseのイベントで展示されていて、僕はそのときに試していました。たしかに上の方から撮影してミニチュア風の加工をすると、良い感じの記念写真になってる!
こういうふうにアイデアと技術さえあれば面白いアプリが作れるというのがオープンプラットフォームカメラなんですね。
Spy Camera!の展示に使われていたAIR A01は天井近くに固定されていました。この固定に使っているぐにゃぐにゃした足もオープンプラットフォームカメラならではの周辺アイテム。
カメラ本体の3Dデータが公開されているのでこんな感じの固定用機器が誰でも作れるらしい。
ほかにもゴロゴロと自走するやつがあったり。
スマホと接続するアタッチメント。
カメラのようなスタイルで使う専用ケース。
これはすごい。天井のレールを移動するカメラをレバーで操作し、好きなタイミングで撮影するキット。
小さいクルマの模型に載せて、走りながら撮影できる。
こんな角度の写真がとれるよ。左にいるまゆみんがスマホからシャッターを操作してる。
瀬尾さんみたいなアプリや上記のような周辺アイテムを作りたい人は、以下のサイトからSDKとか3Dデータをダウンロードできます。
オリンパス OPC Hack & Make Project
そしてOLYMPUS AIR A01は3月6日発売。とても楽しみな製品です。
イベント当日の様子はこちら。
OPC Hack & Make Gathering Blogger Eventを開催しました | オリンパス OPC Hack & Make Project
--次回予告
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