渡辺翔太郎
2015年2月23日07時46分
香川県善通寺市で「乃木うどん」が復活し注目を集めている。かつて善通寺にあった旧陸軍第11師団の師団長、乃木希典(まれすけ)が考案したとされるうどんだ。昨年暮れから市内の製麺所や日本料理店など10を超える店がメニューにした。「もちと鶏肉」を軸に、さまざまな味を楽しむことができる。
乃木うどんは、明治時代に師団長として善通寺に着任した乃木が、地元の兵隊たちのうどん好きに着目し、うどんを部隊食にするよう発案したのがはじまりとされる。イリコの濃いだしに、力が出るよう、もちや肉をトッピング。兵隊らはこれを「乃木うどん」と名づけ、帰郷した兵隊がうどん屋を開くなど、讃岐うどんが全国に広まるきっかけになったとされる。
しかし、いつごろからか、地元でも忘れられた存在に。2009年に再現されたが続かなかった。
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