The Streetによると、中国経済の成長スピードが落ち、労働者の賃金が上昇しているため、フォードやトヨタ自動車のような外国メーカーにとってベトナムが新たな魅力的進出先として浮上してきている。
ベトナムへの外国投資は、現在、高度な技術と付加価値をもつ加工分野へと拡大している。
ホーチミン市に駐在事務所をもつインフォーカス投資コンサルタント会社のパートナーであるラルフ・マトヒーズ氏は、「ベトナム政府はほとんどすべての分野で外国投資に門戸を広げ迎え入れているので、活動の許可申請と展開は中国と比べてだいぶ容易である」と認めた。
現在、各外国企業は巨大な資金をベトナムの工業分野につぎ込んでいる。
2010年から、「巨人」インテル社はホーチミン市で組み立て工場を稼働させ、10億ドル相当のチップをテストしている。ベトナムに対する投資額第1位を誇るサムスン電子は、この国での生産活動に110億ドルを支出し、またアップルの部品を請け負っている生産業者である台湾の鴻海グループもベトナムでのスマートフォン部品の生産に投資している。
一方、中国においては、当局は環境汚染や外国資本への依存を減らすため、国内の民間投資や消費支出を促している。
VietnamPlus紙(2015年02月02日付)/ 翻訳:佐久間凱士
■本記事は「日本語で読む世界のメディア」からの転載です。
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