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本多圭の「芸能界・今昔・裏・レポート」

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大日本新政會HP

 “芸能界のドン”と呼ばれる「バーニングプロダクション」周防郁雄社長の悪行の数々を糾弾し続ける民族派団体「大日本新政會」宛に先日送られてきた、差出人不明の怪文書を入手した。

 * * *

バーニングプロダクションO、U、I【編註:いずれも原文は実名】の3名が昨年秋バーニングを解雇された。バーニング所属タレントの出演料を、バーニングプロダクション本体とバーニングファンクラブから2枚に分けて請求。バーニングファンクラブに入金のあった金を3人で飲食費などを領収書精算していたのが、国税のTV局などへの反面調査で不自然に請求書が分けられているのが判明。周防郁雄が激怒し、解雇した。年末にOは周防に2000万円返金し、復職したとのこと。

宮根誠司所属 テイクオフ社長 Y【編註:原文は実名】

・Yは大田区洗足池あたりの、周防郁雄が昔住んでいた自宅を購入させられ、現在住んでいる模様
・フロムファーストのマネージャー時代、所属していた高岡早紀に「仕事をいれてやるからSEXさせろ」と肉体関係を強要。高岡も「仕事をいれてもらえるなら」とSEXに応じていた
・毎月300万円のテイクオフの宛名の領収証が周防からテイクオフYに渡されるとのこと。飲食費、クラブ代。
・北村一輝のマネージャーをしていたYは北村に「お前を売ってやるから、俺が決めた仕事の出演料を歩合でよこせ」と現金をキックバックさせていた
・六本木の居酒屋B【編註:原文は実名】では、Y主宰の飲み会が夜な夜な行われ、TV局関係者らを接待。たまには女子もあてがい肉弾接待もしている。流れとしては食事の後、隣にあるカラオケボックスに2次会と称して流れ、終電もなくなった頃に参加者がお持ち帰りをする流れ。金曜日には「モーニングバード」の放送が翌朝ない羽鳥慎一が参加することや、女性局アナウンサーをフリーに口説く場所にも利用している。店を訪れればわかるが、店内にはYの所属事務所のタレントのポスターが至る所に貼られている。店内にはYがスポーツ中継やドラマを見るために購入し、店にプレゼントしたテレビがある。

 * * *

 にわかに信じがたい内容ばかりだが、確かに去年暮れ、バーニングへ国税の調査が入ったというウワサは業界内を駆け巡っていた。偶然の一致だろうか?

 『情報ライブ ミヤネ屋』(読売テレビ)司会の宮根誠司が所属する「テイクオフ」のY社長に関する情報も、Y社長に近い筋から出たものだということがうかがえる。

 筆者は、2人が以前所属していた事務所「フロムファーストプロダクション」の故・小口健二社長と面識があっただけに、この怪文書の内容に愕然とした。宮根は大阪の朝日放送の人気司会者だったが、2004年3月に退社。フリーになって、フロムファーストの大阪支社に所属した。フロムファーストは、バーニングプロで郷ひろみのマネジャーを担当していた小口さんが独立して設立した事務所。小口さんはジャニーズ事務所を辞めた元シブがき隊の本木雅弘を売り出したが、発足当初、ジャニーズ事務所の横やりだけでなく、周防社長からの嫌がらせを受けたという話を、小口さんの口から直接聞かされた。それでも、圧力に負けず、本木を押しも押されもせぬ俳優に育てた。本木だけではなく、竹中直人や高岡早紀らを育て上げ、大手プロに成長させた。

 その頃、小口さんは幻冬舎の見城徹社長と蜜月関係だった。しかし、その後、見城氏は小口さんのライバルである周防社長に急接近。この時、小口さんは「裏切られた」と悔し涙を流したという。その小口さんは8年前に持病の糖尿病が悪化し、59歳という若さで他界した。その後、宮根は、周防氏の庇護のもと、フロムファーストでマネジャーを担当していたY氏とテイクオフを設立。業界では2人に対して「小口さんの恩を仇で返した」と批判を浴びた。

 小口さんと生前、親しかったテレビ制作プロデューサーは「亡くなった小口さんは、Yが事務所に隠れて悪さをしていたことを知っていながら、いつか立ち直ってくれるのではと、黙認していたんです。にもかかわらず、Yは小口さんが心底嫌っていた周防社長のバックアップで独立。死者に鞭打ったも同然ですよ」という。それだけに、怪文書にある高岡早紀に対する枕営業強要や、北村一輝のマネジメント料のキックバックの話は、単なる作り話ではないような気がしてくる。





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