報道陣を前に一言述べる坂東巳之助【拡大】
歌舞伎俳優の坂東三津五郎(本名・守田寿=もりた・ひさし)さんが21日午前2時3分、膵臓がんのため、東京都内の病院で亡くなった。59歳だった。
遺体が安置された東京・南青山の自宅前には、約30人の報道陣が集結した。歌舞伎座公演・昼の部に出演後、帰宅した巳之助が午後10時ごろ、憔悴した表情で応対。23日に歌舞伎座で会見することを説明し、「雨も降ってまいりましたし、ありがとうございます」と深々と頭を下げた。
三津五郎さんは死去した21日に無言の帰宅。市川海老蔵(37)は「兄さんのもとへ」と題してブログを更新。「信じたくない…」とつづり、22日夜、弔問に訪れた。中村橋之助(49)、尾上菊之助(37)、中村獅童(42)、中村勘九郎(33)・前田愛(31)夫妻、中村七之助(31)、篠井英介(56)、寺島しのぶ(42)らも駆けつけた。
歌舞伎座公演・夜の部の出演を終えた松本幸四郎(72)は「言葉もない」と一言。悲しみの表情を浮かべた。
(紙面から)