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やよい
東雲さん。質問です。需要がないと企業は設備投資
をしない、だから金融緩和をしても投資は増えないん
だって言っているのをよく聞くのですが、本当にそう
なのでしょうか? 



ん~。需要があるかどうかは企業が設備
投資をする上での判断材料のひつである
ことは確かなのですが、需要だけで決まる
ものではありません。 
東雲


 ところで、企業は最終的に何を見て
投資判断すると思いますか? 
東雲


やよい
 え・・・、それは利益が出るかどうか、
ですか? 



 その通りです。企業は利益を出すことを目的
に活動していますので、最終的な投資判断は
儲けられるかどうか
で判断します。
利益が出ないのに投資なんかしません。
東雲

利益の算出はざっくり言うと、売上からコストを引いたものですよね。

利益 = 売上 - コスト

この式中の売上に影響を与えるのが「需要」です。「需要」が大きければその分商品が多く売れるので、それだけ売上も伸びます。したがって、利益も確保しやすくなる。

だから、企業も投資に前向きになる。これはその通りなのですが、、同じように利益を確保するのなら別に売上が伸びなくても、投資コストを下げるというアプローチもあるのではないでしょうか。

投資コストとはこの場合、資金調達コストの事を言っていますが、政府が政策金利を引き下げ、銀行の貸出金利が下がると、企業が支払う利払い費が小さくなりますので、投資にかかるコストが下がります。

すると、同じ数だけ商品を売っても企業は利益を上げる可能性が高くなりますので、投資判断にプラスになります。また、コスト低下分だけ販売価格を下げれば売上を伸ばせれる可能性もありますし。


やよい
 なるほど、需要だけじゃなくて、金融政策によって
企業の資金調達コストを下げることによって投資を
促すことが可能なのですね。 



 そうです。それに、金融緩和で投資が刺激
されれば、その投資自体が需要になり、
さらなる投資を誘発する可能性もあります。 
東雲


 政府支出拡大による需要創出の効果は否定
しませんが、やるならば手広く、細かくやるべき
かと。 
東雲


やよい
 特定の分野に突出して拡大するのは
よくありませんね。  



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