中国人実習生切りつけ２人死傷

2月23日 5時58分

２２日夜、茨城県鉾田市の農道で中国人の技能実習生の男性２人が刃物で切りつけられ、１人が死亡し、１人がけがをしました。
けがをした男性は「外国人の男らが切りつけてきた」と話しているということで、警察は殺人事件として男らの行方を捜査しています。

２２日午後９時５０分ごろ、鉾田市徳宿に住む男性から「中国人が刺されてけがをしている」と通報があり、警察が現場に駆けつけると、１人が農道に倒れ、１人が肩にけがをしていたということです。
このうち、近くの農家の技能実習生で中国人の※ソン文君さん（３３）が胸などを切られ病院に運ばれましたが、死亡が確認されました。
また、同じ農家の技能実習生で中国人の３２歳の男性が肩を切られるけがをしたということですが、意識ははっきりしているということです。
警察によりますと、被害に遭った２人は現場からおよそ１．５キロほど離れた知人の家からそれぞれ自転車に乗って帰る途中で、現場の近くで凶器とみられる血のついた包丁が見つかったということです。
けがをした男性は「外国人の男らがいきなり切りつけてきて車で逃げた」と話しているということで、警察は殺人事件として男らの行方を捜査しています。
現場は、鹿島臨海鉄道大洗鹿島線の徳宿駅から北東に１．２キロほどの畑が広がる農村地帯です。
※ソンは左が「子」右が「小」