「百田尚樹『殉愛』の真実」がついに発売!百田尚樹氏は脅迫で逮捕の可能性も
百田尚樹氏の「殉愛」騒動が新たな局面を迎えています。
これまでは、ネットユーザーが百田尚樹氏「殉愛」の矛盾点、あるいはやしきたかじんさん妻・家鋪さくらさんの過去を暴く形での炎上騒動でした。
しかし、宝島社から「百田尚樹『殉愛』の真実」と題した「殉愛」告発本が発売され、商業出版社までもが百田尚樹氏への「追い込み」を開始しました(Amazonでは2月23日発売となっていますが、すでに発売している書店が多いようです)。
宝島社 (2015-02-23)
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「百田尚樹『殉愛』の真実」の内容
Amazonに記された作品概要によると、目次は以下のとおり。
まえがき
プロローグ 殉愛騒動のてん末 百田尚樹の暴走
第1章 『殉愛』の嘘 元マネージャーが語った「最後の741日」
第2章 『殉愛』に貶められて たかじん前妻の述懐
第3章 『殉愛』が汚した〝歌手やしきたかじん〟
第4章 後妻「さくら」という生き方 前編
第5章 後妻「さくら」という生き方 後編
第6章 たかじんのハイエナ 関西テレビ界の罪
第7章 週刊誌メディアの作家タブー
エピローグ 作家「百田尚樹」終わりの始まり
「殉愛騒動」年譜
目次から類推するに、第1~3章では、「殉愛」における百田尚樹氏のずさんの取材や事実誤認を指摘、第4~5章では家鋪さくらさんの過去を暴露、第6章では百田&さくら陣営についている関西テレビ界を取材、第7章では「殉愛」騒動で百田尚樹氏が週刊誌記事を圧力で潰した疑惑について迫っているものと思われます。
作品に関わった著者は以下のとおり。
角岡伸彦(かどおか・のぶひこ)
1963 年兵庫県生まれ。関西学院大学社会学部を卒業後、神戸新聞記者などを経てフリーライターに。『カニは横に歩く 自立障害者たちの半世紀』(講談社)で第33 回講談社ノンフィクション賞受賞。『ゆめいらんかね やしきたかじん伝』(小学館)で第21 回小学館ノンフィクション大賞優秀賞受賞。
西岡研介(にしおか・けんすけ)
1967 年大阪市生まれ。同志社大学法学部卒。『神戸新聞』『噂の眞相』『週刊文春』記者などを経てフリーランスの取材記者に。『マングローブ――テロリストに乗っ取られたJR東日本の真実』(講談社)で第30 回講談社ノンフィクション賞受賞。盛力健児・元山口組盛力会会長の自叙伝『鎮魂 さらば、愛しの山口組』(宝島SUGOI 文庫)を構成・執筆。
家鋪渡(やしき・わたる)
1955 年大阪市生まれ。関西大学社会学部中退。兄、やしきたかじんの影響で音楽のプロを目指すが、たかじんの歌を聞いて自分とは格が違うと断念。77 年父の経営する会社に入社。94 年に倒産するがスポンサーが現れ再建。97 年社長就任、現在に至る。
宝島「殉愛騒動」取材班
月刊誌『宝島』編集部を“ 管制塔” としたフリーランス記者、週刊誌編集者、テレビ・音楽業界関係者、法曹界関係者、ネット系ニュースサイトの横断的ネットワーク。
角岡伸彦氏と西岡研介氏はすでに著名なノンフィクション作家です。注目はやしきたかじんさんの弟である家鋪渡さんが名を連ねていることでしょう。
「百田尚樹『殉愛』の真実」Amazonレビューの内容は?
2月22日19時現在、レビューは68件。そのすべてが5つ星という快挙を達成しています。「殉愛」とはうってかわってユーザー満足度は著しく高いようです。
代表的なユーザーレビュー
http://www.amazon.co.jp/review/R159QR3A5AJLQS/ref=cm_cr_pr_perm?ie=UTF8&ASIN=4800237548
http://www.amazon.co.jp/review/RNSFNETG5EA2U/ref=cm_cr_pr_perm?ie=UTF8&ASIN=4800237548
ユーザーレビューから察するに前・前・前夫のD氏が家鋪さくらさんの恐ろしさについて語る場面があり、さらにたかじんメモが偽物であることを検証する場面もあるようですようです。
百田尚樹氏と家鋪さくらさんのウソが暴かれ絶体絶命へと追い込む作品のようです。
Twitterに書かれた本の感想も引用します。筆跡鑑定の章は相当なインパクトのある必見の章との声が相次いでいます。
②真骨頂は、さくら氏の前・前・前夫(ややこし)のD氏の証言と温井メモの筆跡鑑定だろう。D氏は後妻業の人の掘り起こされていない空白の部分を埋めてくれたのと同時に、さくらは友人がいない、だから表に出てこない部分があるんだと納得。
— yuki (@gogo_yukky) 2015, 2月 21
③唯一後妻の人に同情するのは、ご家族の話から在日という出自への差別があったらしい事。そして、桃山学院の温井さんが、なぜメモがイタコだと即気がついたか・筆跡鑑定のくだりの5章は必読ですよ!もし名誉毀損でこの本訴えられたら、反訴でお釣りがくるんでは?
#殉愛の真実
— yuki (@gogo_yukky) 2015, 2月 21
@laguna06191759 本当にそうですね。金スマスタッフのささやかな抵抗なのか…。そうそう、殉愛の真実にも温井メモのことが書かれていました。温井さんはあのメモを見た瞬間に真贋を見破ったのですが、その訳とは…というくだりは手が震えて本を落っことしそうになるほど興奮しました。
— ciliegio_cento (@ciliegio_cento) 2015, 2月 21
「百田尚樹『殉愛』の真実」著者や関係者の反応
百田さん、ノンフィクションを舐めるなよ
http://t.co/N3RgrYw0iJ
— 西岡研介 (@biriksk) 2015, 2月 21
また、「ネットと愛国――在特会の「闇」を追いかけて」の著者として知られる安田浩一氏は、「百田尚樹『殉愛』の真実」著者の角岡伸彦氏と西岡研介氏を「取材の鬼」と評しています。
角岡伸彦と西岡研介。最強の組み合わせだと思う。取材の鬼。
— 安田浩一 (@yasudakoichi) 2015, 2月 20
一方、標的となった百田尚樹氏は、過去に「殉愛」関係のツイートは控えると宣言したにも関わらず、耐え切れなくなったのか、「百田尚樹『殉愛』の真実」についてツイートしています。
今日、『百田尚樹『殉愛』の真実』という本が宝島から出たらしい。
どうやら、たかじん氏の未亡人の過去を暴いた内容らしい。昔の夫に悪口を言わせて、それを書いているとも。
犯罪を犯したわけでもない一女性をここまでヒステリックに執拗に叩く理由がわからん。
狂った正義感か。
— 百田尚樹 (@hyakutanaoki) 2015, 2月 21
Amazonには「これがほんまのノンフィクションやで」と派手に謳っているが、私の本を「当事者に取材せずに書いた」と非難した人たちが、同じように当事者に取材しないで、事実の検証もしないで書いている。
「お前がやったようにしてやったんだ」と言うつもりかな。当事者でもないのに。
— 百田尚樹 (@hyakutanaoki) 2015, 2月 21
私を擁護するツィートをされた方に対して、ヒステリックな非難のリプが多く送られるようです。
私は攻撃されるのは慣れてるので大丈夫ですが、私を応援して下さる皆さんが非難されるのは耐えられません。
ですから、私を擁護したり応援したりはしないで下さい。お気持ちだけを受け取っておきます。
— 百田尚樹 (@hyakutanaoki) 2015, 2月 22
左翼はそこまでヒマではないと思います。『殉愛』で私を叩く人は、本当の事情を何も知らないで、正義感に酔ってる善良な人だと思います。すべては裁判で明らかになります。
"@ringo_sakusaku: 百田さんが左翼だったらこんなに叩かれませんよ。卑怯な左翼勢力に負けないで!"
— 百田尚樹 (@hyakutanaoki) 2015, 2月 22
百田尚樹を貶めたくてたまらない人たちがいるのはたしか。
でも私の本がどれだけ売れようが、彼らは1円も損しないし、逆に私の本が全然売れなくなっても、彼らには1円の利益もない。
ただ、私が終了となればメシがうまいから頑張ってるのだろうな(^_^;)
— 百田尚樹 (@hyakutanaoki) 2015, 2月 22
告発本発売で再びネット炎上していることが相当効いているようです。5回にも渡ってツイートしています。
重要なのは
私の本を「当事者に取材せずに書いた」と非難した人たちが、同じように当事者に取材しないで、事実の検証もしないで書いている。「お前がやったようにしてやったんだ」と言うつもりかな。当事者でもないのに。
と記している点です。
つまり、「取材もせずに書いた」ことを百田氏自身が認めたことになります。
しかし、「殉愛」と「百田尚樹『殉愛』の真実」には大きな違いがあります。
「百田尚樹『殉愛』の真実」では取材の申し込みをしているのです。
取材を申し込んだのに拒否されたのが「百田尚樹『殉愛』の真実」
取材を申し込みもせずに適当な事を書いたのが「殉愛」です。
取材は申し込んだものの拒否した面々
百田尚樹氏、さくら未亡人、讀賣テレビ・関西テレビ・テレビ大阪の幹部、制作会社エックスワンの肥爪道夫会長、たかじん氏のガン治療を担当し最期を看取った聖路加国際病院・久保田啓介医師
取材を拒否した面々が百田氏サイド、つまり「殉愛」陣営の面々であると断言して良さそうです。
それにしても百田氏、「百田尚樹『殉愛』の真実」について「当事者に取材しないで、事実の検証もしないで書いている」と書いていますが、取材班はあなたにも取材を申し込んでるじゃないですか。
百田氏はなぜ拒否したんでしょう? その理由を明らかにする必要があると思います。
宝島社の編集者は百田尚樹氏の脅迫行為を告発
「百田尚樹『殉愛』の真実」を担当した編集者はTwitterで百田尚樹氏への呼びかけを行っています。
百田さんもう嘘をつくのはやめませんか。文春に掲載されるはずだったご長女の手記を潰した事実はない…当方の取材にこう答えておきながらあかるクラブに2億円遺贈放棄を迫った際、文春に圧力かけてやったと吹聴していたそうですね。これが暴力団関係者だったら、一発でパクられてますよ、脅迫行為で。
— ryosuke ino (@RyosukeIno) 2015, 2月 22
百田さん『殉愛』にはノンフィクションが備えるべき公益性が欠落しているんです。あなたはあかるクラブに2億円遺贈の放棄を迫った9月11日、「Kは近いうちに社会的に抹殺されることになるでしょう」こううそぶきましたね。他人の抹殺を目的とした悪意があったわけです。裁判は敗北が内定しています
— ryosuke ino (@RyosukeIno) 2015, 2月 22
百田尚樹氏の脅迫行為を明らかにし、さらに百田氏が裁判で敗北内定していると主張しています。もしこのツイートが事実なら百田尚樹氏の逮捕もありうる状況です。
「殉愛」陣営と「百田尚樹『殉愛』の真実」陣営の全面戦争へと発展したことで、今後、ネット炎上はさらに拡大するでしょう。
ちなみに、この告発した編集者さんは、プロフィールによると、『憚りながら』『いびつな絆 関東連合の真実』『鎮魂 さらば、愛しの山口組』といったいわゆる暴力団・半グレ関連の書籍を過去に担当しており、百田尚樹氏の脅しや圧力など一切効かないことが想定されます。
「百田尚樹『殉愛』の真実」がヒットすれば当然、続編の発売へと相成るわけで、百田尚樹氏、および家鋪さくらさんは絶体絶命へと追い込まれることになります。