高校就学支援制度でも対象外、朝鮮学校生徒ら抗議
TBS系(JNN) 2月20日(金)23時0分配信
2年前に文部科学省が朝鮮学校を当時の高校無償化制度の対象に指定しないことを決め、その後の現在の制度でも就学支援の対象外となっているとして、朝鮮学校の生徒や関係者らがこの対応に抗議する記者会見を行いました。記者会見したのは、東京の朝鮮学校に通う現役の生徒や卒業生、それに教職員や保護者らです。会見した関係者らは2年前に文部科学省が当時の高校無償化制度の対象に朝鮮学校を指定せず、その後、制度が就学支援制度に代わってからも朝鮮学校が対象となっていないことについて抗議しました。
下村文部科学大臣は2年前、日朝関係では拉致問題に進展がみられていないことや朝鮮学校が朝鮮総連と密接な関係にあり国民の理解が得られないなどとして朝鮮学校を対象に指定しないとしていて、その後は文部科学省は朝鮮学校側や支援者が各地で起こしている裁判を見守る姿勢を示しています。
20日の会見で朝鮮学校の関係者らはこうした対応が朝鮮民族に対するヘイトスピーチを助長させる弊害をもたらしてきたなどとする談話を発表するとともに、今後も朝鮮学校を就学支援の対象とするよう訴えていくとしています。(20日19:41)
最終更新:2月21日(土)6時29分