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最初のうちはテーマに絞らず、興味を持ったことを自由きままに綴ります。

本紹介ガイドから自分が読みたい本をリストアップ 国内編

前回の記事の続きです。全体的に長くなってしまうので分割しました。

今回は国内の日本作家から選んだ作品です。

 

先日の海外編はこちら

本紹介ガイドから自分が読みたい本をリストアップ 海外編 - はてなからビックリへ

 

ではどうぞ

 

推定脅威

推定脅威

 

 自衛隊戦闘機「TF-1」が、スクランブル飛行中に墜落した。この異様な事故を受け、防衛省は機体を製造する浜松の航空機メーカー、四星工業にその検証を依頼する。四星工業では入社三年目の技術者、沢本由佳が上司の永田とともに業務にあたっていた。シミュレーションの結果、事故はパイロットの単純な誤操作によるものだと判断されたが、永田は沢本が言った何気ない一言が気になり、すでに会社を辞めてデザイナーをしている同期の倉崎に話を持ちかける。スクランブル発進した自衛隊機は、なぜ不可解な事故を起こしたのか?背後に浮かび上がるのは、「TF-1」設計時に官(防衛省)と民(航空機メーカー)がそれぞれ抱え込んでいた闇だった。

4TEEN」や「池袋ウエストゲートパーク」の石田衣良さんを「デビュー即日本一の航空小説の書き手」と言わしめた作品。

未須本さんはこの作品で第21回松本清張賞を取られています。

大手メーカーで航空機開発に携わったという経験をもつ作者。”理系ミステリーの決定版”といわれた作品はいかな味わいか?

 

○○○○○○○○殺人事件 (講談社ノベルス)

○○○○○○○○殺人事件 (講談社ノベルス)

 

 公務員・沖らは、ライター・成瀬のブログで知り合い、仮面の男・黒沼が所有する孤島でオフ会を行っていた。沖は今年こそ大学院生・渚と両想いになりたいと思っていたが、成瀬が若い恋人を勝手に連れてくるなど波乱の予感。孤島に着いた翌朝、参加者の二人が失踪、続いて殺人事件が! さらには意図不明の密室が連続し…。果たして犯人は? そしてこの作品のタイトルとは?(※タイトルと真相が分かっても人には話さないで下さい)

 一見なんだこのタイトルは?と誰もが思ってしまうでしょう。そしてこの表紙とのダブルパンチ。大半の人が目をひかれることは間違いなし(確信)

しかし、タイトルや表紙だけではなく、本格ミステリーとして楽しめると評価の高い作品。

新作「虹の歯ブラシ 上木らいち発散」が2月5日に発売。こちらも要チェックしたい。

 

アルキメデスは手を汚さない (講談社文庫)

アルキメデスは手を汚さない (講談社文庫)

 

 アルキメデス」という不可解な言葉だけを残して、女子高生・美雪は絶命。さらにクラスメートが教室で毒殺未遂に倒れ、行方不明者も出て、学内は騒然! 大人たちも巻き込んだミステリアスな事件の真相は? 1970年代の学園を舞台に、若者の友情と反抗を描く伝説の青春ミステリー。

 東野圭吾さんが高校生の頃、この作品をみて大嫌いだった読書を目覚めさせたという。それに興味を抱いて私も読んでみたいと思い選んでみました。

青春ミステリーは大好きなので、読むのが楽しみです。

 

土漠の花

土漠の花

 

 ソマリアの国境付近で、墜落ヘリの捜索救助にあたっていた陸上自衛隊第一空挺団の精鋭たち。その野営地に、氏族間抗争で命を狙われている女性が駆け込んだとき、壮絶な撤退戦の幕があがった。圧倒的な数的不利。武器も、土地鑑もない。通信手段も皆無。自然の猛威も牙を剝く。最悪の状況のなか、ついには仲間内での疑心暗鬼まで湧き起こる。なぜここまで激しく攻撃されるのか? なぜ救援が来ないのか? 自衛官は人を殺せるのか? 最注目の作家が、日本の眼前に迫りくる危機を活写しつつ謳いあげる壮大な人間讃歌。

2015年このミス国内第6位に選ばれた作品。よく本屋でもお勧め本として紹介しているのが目立ちます。文庫本じゃないのがすこし難ですが、あらすじをみて即読もうと決めました。

 高校入学から一月が過ぎたころ、ある失敗をきっかけに孤立し、今ではクラス内で「幽霊」と言われている一居士架(いちこじかける)。誰とも話せない、話しかけられることもない架の高校生活は、ある日の席替えで玖波高町(くばたかまち)が前の席になったことから変わりはじめる。文化祭の研究発表のための調べ物を手伝わないかと声を掛けてきた高町と、放課後の図書室でともに過ごすようになった架は、彼女の意図を汲みかねながらも、久々に誰かと話す時間に安らぎを見出していた。一方、二人の通う高校の敷地内では、蝶結びのサインを残した動物の死体が続けて発見され、高町は何か気がかりを抱える様子を見せるようになるが……。「彼女」は何を見ていたのか。「ぼく」には何が見えていなかったのか。新人離れした筆力で紡がれた、静謐な感動に満ちた青春ミステリの傑作。

 2015年このミス国内15位に選出。なんといってもすごいのが、自費出版した電子書籍版が加筆修正されて書籍化。話題をさらった青春ミステリー小説ということで、これは見逃すまいと選んでみました。

 

終わりに

紹介ガイド一冊一冊がかなり詳細に載っているので、見るのが大変でしたが、かなり見たい本ができてしまいました。

かなり偏ってますが、気にしません笑

今年中に読めたらな思う次第です。まだ買いません(有言実行できるのか)。積み本を消化してからですね。が、がんばります。

 

今回の紹介ガイド

このミステリーがすごい! 2015年版

このミステリーがすごい! 2015年版

 

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