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 陸上自衛隊は21日(日本時間22日)、米海兵隊ペンドルトン基地(カリフォルニア州)の海岸で、日米合同の離島奪還訓練を報道陣に公開した。陸自が導入を予定する水陸両用車「AAV7」を使った初の本格的な訓練となった。

 米海兵隊員が操縦するAAV7に、陸自で離島防衛を専門にする西部方面普通科連隊の隊員が乗り込み、日米間で通信や陣形の構成を確認した。これまではゴムボートを使った訓練が中心だったが、水陸両用車は敵に気づかれても上陸を強行するのが特徴という。

 陸自は、離島防衛を強化するとして米海兵隊をモデルに新たな部隊・水陸機動団を2017年度末までに作る予定。52両のAAV7導入を15年度から本格的に進める。(カリフォルニア=福井悠介)