飲み会後の体重増加を乗り切るダイエット術
年末からクリスマスパーティ、忘年会、お正月、新年会……。さらには、春先に向けて、送別会、歓迎会など、飲み会シーズンはまだまだ続きます。楽しい雰囲気にのまれて、ダイエット中なのに、ついつい食べすぎたり、飲みすぎたりしていませんか? そこで、今回は飲み会に参加しながら体重増加を食い止めるダイエット中でも使えるテクニックをご紹介します。
飲み会で太る原因は?
居酒屋やカラオケで食べる料理は、揚げものなどカロリーの高いものが多く、体重増加の原因になります。お酒がすすむ塩分や脂質が高めの料理が多くなってしまうものです。また、飲み会コースの大皿料理となると、どうしても定番の揚げものやおつまみに偏りがちです。
さらには、飲み会シーズンは年度末や年度初めなど、忙しさが続くストレスの多い時期とも重なります。普段たまったストレスで、ついつい暴飲暴食を止められない、という方も少なくないようです。では、どうすれば飲み会での楽しい空気をこわさずに、ダイエット中でも上手に体重増加を防ぐことができるのでしょうか?
1.食材の成分を理解して食べる!
たとえば、おつまみの定番「焼き鳥」のタレには糖分が多く含まれていますので、焼き鳥を食べるときは塩味にするとカロリーを抑えることができます。また、卵や肉、チーズなどの動物性のタンパク質はアルコールの吸収を遅くするといわれているため、焼き鳥のなかでも脂質の少ない砂ぎもやレバー、ささみなどを選ぶのもおすすめです。
2.低カロリーなものを少しずつ!
高カロリーな揚げものは避けて、お刺身などなるべく加工していない食材を食べましょう。たとえば、イカ刺しなら70グラムで約55kcal。そのほか、冷奴(約80kcal)やグリーンサラダ(約80kcal)などを中心に食べると、カロリーを抑えることができます。量も少なく、低カロリーな食材を選びましょう。
3.水を飲んで、むくみ予防!
お酒を飲んでいると、トイレに行きたくなりませんか? アルコールには利尿作用があるので、体の水分が奪われがち。水をしっかり飲んでいないと、アルコールの分解に必要な体内の水分が不足してくるため、翌日顔がむくんでしまうこともあります。体重は増えていなくても、顔がむくむとどうしても太って見えてしまいます。飲み会の最中や飲み会後にはしっかり水を飲み、アルコールをできるだけ早く体から追い出しましょう。
4.お酒はワインを少しずつ!
アルコールのカロリーも見過ごせません。たとえば、ビールは中瓶で約200kcal、梅酒はコップ1杯で324kcalとかなり高めです。しかし、ワインなら赤も白も1杯で約59kcalなので、かなりカロリーを抑えることができます。ビールは最初のグラス1杯だけにして、注ぎ足される前にワインをオーダーすれば、ビールのように次から次へと注がれることも避けられます。
今日だけは大丈夫、という考え方に要注意!
たとえダイエット中でも、飲み始めるとつい「今日だけはいいか!」と考えてしまいがちです。カロリーを抑えられるテクニックをしっかり頭の片隅に置いてお酒を飲むようにすれば、体重増加で後悔することも少なくなり、楽しい飲み会になるはずです。以下の4つの注意点をしっかり覚えておきましょう。
- 動物性タンパク質でお酒の吸収を抑制
- 食材のおいしさをヘルシーに楽しむ
- 水を飲んで、体にお酒をためない
- グラスワインを頼んで、注ぎ足されない工夫を
食べ物や飲み物のカロリーは、調理法や銘柄によっても異なります。数字はあくまで参考としてください。