和歌山・陸自ヘリ不時着:海中から引き上げ

2015年02月21日

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クレーンで海中からつり上げられる陸自OH−1観測ヘリコプター=和歌山県白浜町沖で2015年2月21日午前8時13分、野原隆撮影

 陸上自衛隊中部方面総監部は21日、和歌山県白浜町沖の海上に17日に不時着し、海中に沈んだ陸自OH−1観測ヘリコプターの機体を、民間サルベージ船に委託し引き上げた。機体は運搬船で和歌山市内の港に向かい、22日夜に八尾駐屯地(大阪府八尾市)に運ばれる予定。同総監部によると、これまでのところ、現場海域で燃料漏れなどによる被害は確認されていない。

 同機は17日午後1時45分ごろ、約100メートル沖の海上に不時着。乗組員2人は脱出して海岸まで泳ぎ、命に別条はなかった。エンジンが不調だったといい、防衛省陸上幕僚監部は航空事故調査委員会を設置し、原因を調べている。【倉沢仁志、野原隆】

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