巨大ニコフェス「ニコニコ超会議」が目前に迫っている4月26日、六本木ニコファーレで、5月1日から開始されるニコニコ動画の11度目の新バージョン、ZEROの新サービス内容が発表された。従来のバージョンアップと違い、根本システムまで着手したとの発表に対して、期待感が高まっているニコニコ・ユーザーも多いだろう。
ニコニコ動画は開始当初は延々と続く赤字決算だった。それが、今では年間100億円をたたき出すモンスター・コンテンツ・サイトなのだ。唸るほどの現金をユーザーにサービスによって還元する目的もあるのだという。
これの開発のためか。ニコニコ・ユーザーから「最近、ニコニコ動画が特に重くなっているんだけど!」との不満も大きい。2011年春に回線自体は400Gbpsにまで増強されているのだが、ユーザーの増加率に追いついていないのかもしれない。
そんなニコニコ運営陣が用意した、
気になる6つの新サービスをご紹介しよう!
新生サービス第一弾!
動画視聴ページが生まれ変わる!
視聴画面が従来の640×368から864×486へと拡大するとのことだ。これで大迫力なビジョンを楽しむことが出来るのだ。
他には、タグ編集リアルタイム反映や再読込せずに動画が切りかえられる動画再生リスト、動画視聴中に次に見たい動画を選択出来るようになるなど、使い勝手のよさが格段にアップされる模様!
動画レビュー欄なんかも設置されるらしく、よりアクティブに動画を楽しむことが出来そうな予感だ!
新生サービス第二弾!
生放送視聴ページが生まれ変わる!
生放送視聴画面サイズが810×456に拡大される!憧れの顔出し主や踊り手を今まで以上に堪能出来るかもしんないチャンス!!
しかし、動画と同じくアクティブに他の生放送に飛んでいけるシステムが導入されるとのこと。生放送主にとっては、過疎放送が更なる過疎になるピンチなのかもしれない。
また、生放送のアクティブユーザーのコメント数がポイントとして換算されるランキングも設置されるとのこと。これは、つまり、生放送中にコメントをしてくれるユーザーが多ければ多いほど、ランキングが上位にのし上がれるそんなランキングということだ。
弾幕と呼ばれる連続コメントを放つリスナーや、囲いと呼ばれる生放送の一挙一動にコメントで反応して放送を盛り上げてくれるリスナーが、放送で頑張ってくれればくれるほど、ランキング上位にいけるということである。
やはり、過疎放送主冷遇の新サービスになりそうな悪寒だ!
新生サービス第三弾!
とうとうニコニコ動画にもいいね!ボタンが設置!
『ニコる』と名付けられた、ぶっちゃけ「いいね!ボタン」が導入されるという。設置されるのはコメントにタグ、ニコレポ、動画、ニコニコ市場商品とほぼ何にでも設置されるようだ。生放送中、コメントがほとんど無くてもアンケート機能を使うと、これには反応するというリスナーも多い。
ぽちっとクリックするだけのニコるは案外反響よいかも!
新生サービス第四弾!
なんと音楽ダウンロードシステムを導入!
とうとうニコニコ動画がこえ部っぽいシステムも導入するようだ。その名は『NicoSound』。動画投稿者が許可した音声部分を無料ダウンロードすることが出来るようになるという。
このサービス、音源を提供する側はプレミアム会員かそれに準ずる課金ユーザーである必要がある。だが、ダウンロードをするユーザーは一般会員でも問題は無いそうだ。PCだけではなく、Androidにも一部対応しているようだ。
JASRACと新たなる契約を結んだことにより、JASRAC管理楽曲を使用した「うたってみた」や「おどってみた」のダウンロードも合法的に出来るようになるとのこと。
これ、他の動画サイトと一線を画すサービスなんじゃないの。
新生サービス第五弾!
24時間体制音楽放送が新設される!!
ユーザーが投稿された音楽をみんなで聴く参加型音楽リクエスト放送、その名も『Nsen』が新設される運びとなった。「VOCALOID」、「ニコニコインディーズ」、「歌ってみた」、「演奏してみた」、「東方」、「PV」、「蛍の光」、「オールジャンル」の8チャンネル。各チャンネルで、交互に30分ごとのユーザーによるリクエストコーナーと、独自にプログラムされた動画紹介コーナーが放送されるとのことだ.
新生サービス第六弾!
マイページにも新機能搭載される!!
新生サービスに対応する形でマイページも進化するようだ。デザインのリニューアルはもちろん。ニコニコ生放送やニコニコ静画などのタブが追加される。
他には、ニコレポをジャンル毎にリストで管理出来るようになり、新機能ニコるの履歴を見ることも出来る。
使いこなす日が待ち遠しものである!
ニコニコ動画はグローバル化の一環として総称「niconico」のローマ字表記へと変更するとのことだ。初音ミクのGoogle進出もあった。この調子で、niconicoには日本を代表するコンテンツとして駆け抜けていってもらいたいものだ。
これからも、niconicoの動向から目が離せない!!
(元弥きと/サブカル・ライター【Twitter(motoyaKITO)】)