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パソコンの出荷台数 過去10年で最低と予測2月22日 5時33分
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ことしの国内のパソコンの出荷台数は、基本ソフトのサポート期限が切れたことに伴う、大規模な買い替え需要があった反動による低迷が続くことから、民間の調査会社は、過去10年で最低になると予測しています。
民間の調査会社「MM総研」によりますと、去年、国内で出荷されたパソコンの台数は1491万台で、前の年を1.8%下回りました。
これは、基本ソフトの「ウィンドウズXP」のサポート期限が切れるのを前に、大規模な買い替え需要が起きたものの、夏以降は、反動による販売不振が続いたためです。
調査会社は、ことし1年間も販売不振は続くと見込んでいて、パソコンの出荷台数は去年よりさらに24%少ない1131万台にとどまり、過去10年で最低になると予測しています。
このため電機メーカー各社は、タブレット端末としても使えるデスクトップパソコンや、奥行きを狭めてデザイン性を高めた新製品を発売するなどして、需要を掘り起こしたい考えです。
都内の家電量販店の担当者は「スタイリッシュなパソコンや、今後販売される基本ソフトのウィンドウズ10など、新製品に期待したい」と話していました。