朝から少し重いタイトルでごめんなさい、いもまんです。
無視できない日本の精神疾患患者数
これは、平成23年度までの厚生労働省の精神疾患による患者数の推移です。年々増加傾向にあるんですよね。以下は厚生労働省のページからの引用。
精神疾患により医療機関にかかっている患者数は、近年大幅に増加しており、平成23年は320万人と依然300万人を超えています。
内訳としては、多いものから、うつ病、統合失調症、不安障害、認知症などとなっており、 近年においては、うつ病や認知症などの著しい増加がみられます。*1
「ブラック企業」という存在が世間を賑わせ始めてから、より一層患者数も増加してきたんじゃないでしょうか?ストレス社会の産物ですね。
あなたも危険かも?うつ病のサインに気づこう
「おれはうつ病になんかかからないぜ!」と威風堂々としているあなたでも、精神病に蝕まれる可能性は高い。しっかりと前兆に気づけるようにしておこう。下記に3つのポイントを記しておきます。
それはどのくらい続いているか?
- 抑うつ気分(憂うつ、気分が重い)
- 何をしても楽しくない、何にも興味がわかない
- 疲れているのに眠れない、一日中ねむい、いつもよりかなり早く目覚める
- イライラして、何かにせき立てられているようで落ち着かない
- 悪いことをしたように感じて自分を責める、自分には価値がないと感じる
- 思考力が落ちる
- 死にたくなる
周りから見てもわかるサイン
- 表情が暗い
- 涙もろくなった
- 反応が遅い
- 落ち着かない
- 飲酒量が増える
体に出るサイン
- 食欲がない
- 体がだるい
- 疲れやすい
- 性欲がない
- 頭痛や肩こり
- 動悸
- 胃の不快感
- 便秘がち
- めまい
- 口が渇く
あくまで目安ですが、「あれ?調子がおかしいな」と思ったら、ストレス解消になることや、心療内科で適切なアドバイス・カウンセリングで話を聞いてもらうことで解消することをオススメします。*2
ってことで青魚、食べようぜ!
いきなりポップになりましたが、冗談ではないですよ。サンマ・イワシ・アジといった青魚がうつ病や不安障害などの精神疾患に効果的なんです。
なぜ青魚が効果的かというと、オメガ3脂肪酸というのが不足することで、うつ病などにかかりやすいそうなんです。とくに、現代人は魚を食べる頻度が昔に比べて少なくなったこともあり、不足しがちです。
オメガ3脂肪酸とは
ω(オメガ)-3とは、魚油に含まれているDHAやEPA、エゴマや亜麻種子などの植物油に含まれているα-リノレン酸などの脂肪酸の総称をいいます。
栄養学では健康のために意識して摂るべき必須脂肪酸として位置づけられています。
血流改善やコレステロール値の低下、アレルギー抑制など幅広い効果が期待されています。
難しい用語が多くてあんまりよくわかりません。とりあえず、オメガ3脂肪酸の効果を確認しましょう。
オメガ3脂肪酸のその他の効果
オメガ3脂肪酸を摂取することで、精神疾患以外にも下記のような効果があります。
- コレステロールを下げる(LDLコレステロールを下げる)
- 中性脂肪を下げる
- 動脈硬化・心筋梗塞予防
- 高血圧予防
- 脂肪肝(肝臓の病気)予防
- 脂質異常症(高脂血症)予防
- ●加齢黄斑変性予防
- ダイエット
- メタボリックシンドローム予防
- 脳の活性化による記憶力のアップ
- 認知症予防
- 花粉症・アトピー性皮膚炎などアレルギー症状の緩和
- 抗うつ作用・イライラを抑える
医学学会でも有効性が示されてる
第105回日本精神神経学会では、各種精神疾患とオメガ3系の関係を示す文献レビューを行った結果、気分障害や認知症、うつに対して有効性が示されたと紹介されました。 *3
個人的には魚は大好きなんですけど、どうしても肉を摂取しがちなんですよね。ということで、今日の朝食から青魚を取り入れてみませんか?
/im0man