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9千万円脱税容疑で告発 新宿のリフォーム会社
現金払いの売上金を隠し法人税約9600万円を脱税したとして、東京国税局が法人税法違反の疑いで、住宅リフォーム会社「光テックス」(東京都新宿区)と李光成代表取締役(45)を東京地検に告発していたことが14日、分かった。
関係者によると、個人住宅の外壁塗装などの売上金のうち、現金で受け取った分を計上せず、平成25年2月期までの3年間に約3億3千万円の所得を隠した疑いが持たれている。隠した所得は事業資金に充てたとみられる。口座振り込みの分の売上金は適正に計上していた。
同社ホームページや信用調査会社などによると、自社で開発した光触媒塗料が「耐久性が良い」と好評で、近年売上高が急増。23年2月期に約1億9千万円だった売上高が、25年2月期には約15億円に伸びていた。李代表取締役は取材に「当局の指摘は、反省して受け入れる」と話している。